
ミニッシュ広報部
西生野小学校の職業講話で講師をしました!
弊社代表“高本やすお”が |
生野区役所からのご縁で |
職業講話のお話をいただいた事から、 |
大阪市生野区の『西生野小学校』へ講師に行かせていただきました。 |

講師をしている高本

リゲッタカヌーのサンダルを履く子供達
弊社のサンダルを履いて |
笑顔になってくれる子供達(^ ^) |
今後とも『リゲッタちゃんねる』をよろしくお願いします! |
↓ この日の出来事を記事にいたしました! ↓
コチラ
今回生野区役所から「生きるチカラまなびサポート事業」の取り組みについてご依頼を頂き、
高本やすお が大阪府大阪市生野区にある「西生野小学校」へ職業講話をしに行ってまいりました!
授業風景
到着して講話をする多目的室に通していただきました。
3年生、4年生、5年生、6年生が授業を受けてくれるので広い教室で行われました。
小学校へ着き、会場で準備を行っていると教頭先生がいらっしゃり、高本と談笑する時間に。
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話を進めていくと、教頭先生は高本が通っていた小学校の3つ上の同窓生だったことが判明!
世間は狭いといいますが、小学校の先輩に会った高本は後に「同窓生と知って緊張した(笑)」と笑っていました。
さて、授業の準備も整い、2時間目、3時間目の授業が始まります。
今回の2時間目のお題は「靴づくり」について。
まずは2時間目。
高本の自己紹介から入り、靴づくりについて、小学3年生~小学6年生へ動画や現物の製品を用いて説明していきます。
(有)シューズミニッシュは靴製造業ですので、1つの製品を作る過程で色々な方々にお世話になっています。
CJBF5138 2015年大阪製ブランド認証デザイン
弊社製品「ビッグフット スリーストラップデザイン」を持っていき、
この製品を作るまでにたくさんのパーツがあって、そこにはたくさんの人が色々な仕事をしている事。
また、この製品は下駄から発想を得たデザインで、歩き心地や履き心地にこだわって作っているよ!
ということを説明。
生徒達も高本の手元で動く製品に興味深々の様子で耳を傾けていました。
製品を説明する中で、弊社と協力して靴づくりをして下さる「協力工場」さんの
作業風景を紹介する動画も鑑賞。
観賞した動画はリゲッタカヌーの店舗や企業HPで使用しているものを観て頂いたのですが、
格好よく魅せる為に撮り作った映像を観た生徒達から、
「こんな暗いところで作業しているの?」と質問が!
…うん。改めて考えるとそうですよね。
高本も、「実際はもっと明るいところでやってるよ!」と返答。
他にも「2005年にリゲッタが出来たって言ったのに、どうして50年もやっているの?
(リゲッタがブランドとして動き出した年代が2004~2005年頃なのです。ただそれ以前の1968年から、
靴製造業として弊社は靴づくりに携わっていました。そんな弊社は2019年で52年目なのです!)」
といった質問もあり、しっかりお話しを聞いてくれていることや、
そこから矛盾をしっかり見つけ出すこともできることに驚きが…。
↑高本に質問する生徒達。
↑高本自らサンダル調整も!
↑校長先生もしげしげと製品や部材を確認し写真撮影。
また、弊社製品を実際に歩いたり触ってもらう試し履きの時間も設けました。
これがとても盛り上がり、「楽しく歩ける!歩くのが楽しくなる!」とニコニコ顔で伝えてくれる子や、
「1~2万円するかと思った!安いね!」とお話ししてくれる子まで!
また、校長先生の計らいで突如ショーが始まったりする場面もあり、
弊社の理念である「楽しく歩く人をふやす」ことがこの場は出来ているかもしれない…!と
気持ちが高まる時間でもありました。
そして3時間目。「働くとは?」を考える。
「働くとは?」を、小学4年生~小学6年生にグループワークとしてチームと談話しながら考える時間に。
どのチームも盛んに話をし、笑ったり難しい顔になっては相談しつつ一生懸命考え、自分なりの「働くこと」の答えを出してくれました。
この質問について、高本は「皆が発表する時間」を設けませんでした。
発表する為の答えじゃなく、親御さんや身近な大人へぜひ質問してみてほしい。
そしてこれから働くことについて悩んだとき、今日が振り返る役に立てれば。
そんな気持ちで生徒達に託し、今回の授業を終えたのでした。
大人でもなかなか難しいこの質問。
この記事を読んでくださっているあなたにとって、働くことってどんなことでしょうか?
商品で一番盛り上がって下さった写真右側の先生(左側が高本と同窓生の教頭先生)。
「妊婦さんだったときにリゲッタはとても良かった!」と興奮気味にお話を伝えて下さったり、
興味津々でご紹介した製品を試履きして下さってました!
生野区でも、リゲッタシリーズの認知が広がっていることが体感でき嬉しいひと時でした。
感想
今回生野区役所からご縁を頂け、小学校で職業講話をするという貴重なお時間を頂戴いたしました。
人生、生きている中で小学生へ仕事のお話しをする機会はそこまで多くないように思いますが、
そんな貴重なお時間を頂けた事が大変嬉しく、また有難い事だなあと社内でも話をしておりました。
講話させて頂く中で気づいたことは、小学生たちの純粋無垢な考え方、
また、色々な事への興味関心がとても高いということです。
時代が進むにつれ、「現場」という場所はどんどん生活から切り離されつつあるように感じます。
工場の外からは何も見えず、布地はいきなり靴になる。今はそんな感覚が多分にあるのではないでしょうか。
「これから」を作る生徒達にとって、何かと何かの「間」を考えられる力、そしてそこから自分は何をしたいか考えること。
せっかく興味関心が高いのに、きっかけがない為に「?」が芽生えない。
例えば、魚のタラは切り身で泳いでいると思っている子も今はいるらしいです。
純粋な子はありのままを受け止めて、疑問を持つこともないままです。
それを解決させていく糸口は、今回のように学校以外の大人に会って話を聞き、
日常と違う体験をすることも1つかもしれません。
生徒たちがキラキラとした目やニコニコの表情で高本の話を聞いている姿を見て、そんな風に感じました。
今回「知らない」ことだった靴づくりが「知っている」ことになり、
そしてものづくりをしている人間がどういう人かを知ってもらえたことで、
「働く」を考えるきっかけにもなっていれば…そう強く思う講話となりました。
生野区で始まったシューズミニッシュが、生野区で育っている人たちにも愛されれば。
また、様々なスタッフがいるこの会社をみて、「働くこととはなにか?」を考えるきっかけになれば。
今回の講話から、生徒達の今後が、より楽しく歩けるきっかけのひとつになっていることを願います。
(おわり)