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ミニッシュ広報部

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『Let's RegettaCanoe!』 ~唯一無二のサンダルを作る~

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どうもはじめまして!広報部のシンディーリナフォードことR奈です。

Lets RegettaCanoeというサンダル作りのワークショップを行っていますが、その現場に潜入し取材をしようと思ったのですが…なんと当日にキャンセルが出たため私も急遽参加することになりました。そのまま体験しながら取材を行うことになりましたので、私は自分の目線で作る工程を紹介していきまーす!

 

まず、会場に着きますと、部屋のあちらこちらに木目調の家具がセッティングされた空間が会場。

楽しい雰囲気満載で、どんな色合いのサンダルにしようか想像がモクモク膨らみます。

 

受付を済まして、まずはサンダルのサイズ合わせ

自分のサイズに合った靴底を受け取り案内された席へ着席。

机の上には様々な道具がセッティング済みで、見た事がないものもあり、何に使うのだろう?と好奇心を刺激します。

先程合わせた靴底と、肌色の生地、マジックテープ、ペン、名札などなど。

学生の時に大好きだった工作の時間を思い出し、道具を見るだけで楽しくなり心躍ります♬

 

 

イメージを膨らませていると、司会者が登場。

あだ名はキャップ。本日の進行、案内役とのこと。首元のリボンがピエロを連想させ、まるでサーカスが始まるかのようなワクワク感が膨らみます。なんて。

 

 

キャップと皆で、本日の講師「ひよっちゃんを呼ぶことに。

 

 

キャップ:「せーの!」

みんな:「ひよっちゃ~~~~~ん!」

 

常夏ちっくなBGMと共に、後方からひよっちゃん登場!!

 

 

 

演出によりここから私の鼓動は一気にスピードUP!黙々と静かにサンダル作りをするのかなといった私の想像は打ち消され、まるで遊園地のアトラクションの演出の様な雰囲気!なにここ!楽しいじゃないの!

早く作りたいと思っていたけど今から何が起こるのか楽しみ! 

 

 

皆の拍手の中登場した講師ひよっちゃんが、改めて自己紹介と一日の流れを説明。

「今日は、自分の好きな生地を選んで、自分に合ったサイズに調整できるので、唯一無二のサンダル、世界で1つだけのサンダルを作れるこの機会を是非楽しんで帰って下さい。」

 

とのコメントを受けて、R奈は誰よりもオシャレなサンダルを作って見せるぞ~!と内心密かに意気込んでおりました。

そして早く作りたいなあと、ひよっちゃんの話が頭に入らないくらいウキウキワクワク♬

デザインや色の組み合わせをぐるぐる頭の中で巡らせていると、参加者も一人ずつ自己紹介する流れに!

慣れてませんので緊張します、、、が、R奈もご挨拶させていただきました。

 

自己紹介が終わると、ひよっちゃんが靴作りの工程を紙芝居でお話。

うちの靴は全て手作り。生野の町で作られているMADE IN OSAKA

皆さん、ご存知でしたか??

 

 

紙芝居と実物で、一般の人にもわかりやすいように製造工程を順番に説明してくれます。

「名前の由来」から始まり、「生地の裁断」「生地の端の部分の折り込み」、「表用と裏用の生地の貼り付け」「縁取りのミシン掛け」、その後に「余った端っこの生地を表裏綺麗になるように切り形を整える、市切」という作業があるとの事。

 

「この靴底の形の由来はどこからきているでしょう~?」

所々にクイズが盛り込まれていて、子供も大人も一緒に答えて盛り上り、学生時代の授業中に戻ったかのような懐かしい気分に!正解した人はお菓子をもらえました。

え?R奈は手を挙げて答えたかって?ここは他のお客様を暖かく見守っておりました!決してわからなかったわけではありませんよ~^^ 

 

サンダル作りSTART!

 

1.生地選び

 

いよいよ「生地選び」がスタート!

体験できる運びとなった私が一番心を高鳴らせていたこの時間。

自分だけのオリジナルサンダル、どの色の組み合わせにしよう?

「誰よりもかわいいサンダルを作りたい~!」と、楽しいイメージを抱いていただけに期待を膨らませながら生地が用意されている机に移動。皆さんも一斉に生地が置いてある場所へと移り、目がランランと輝いておりました。 

 

 

(秋冬も靴下と合わせて履けるような紺・黄・紫をあわせるのもいいなあ。夏らしく、水色を使うのもいいなあ。あ、隣のあの人の組み合わせも斬新でいいなあ。真似したいなあ。)と、考えれば考えるほど色んな組み合わせが思いついて迷い込みました。生地選びが楽しいようで、振り返ってみると実は一番難しかったり。服やアクセサリーを見たり買ったりするのが好きなのですが、同じように生地選びも無我夢中になりR奈は最後の最後まで迷ってました。

「1つじゃ足りない!もっといろんなサンダルが作りたくなる~!これは何回も行きたくなる!」

  

R奈としては、緑・白・黄色が混ざったこの爽やかな生地を見た瞬間、「これだ!」と一目惚れ。

なので一番目立つ(太ベルト)部分にこの子を使う事に決定。

ベルト部分は合計三本あるので、残りの2本は白をチョイス。

子供たちも生地を既に選び終わって席について大人しく待ってるのに、R奈は一番最後まで粘って選んでいて気が付けば一番最後でした!なんてこった。

 

 

選んだあとは、「早く完成させたい!このサンダルにはこの服装が似合うだろうな~、あのワンピと合わせて町を歩きたいな~♬」と、コーディネイトを想像しては早く作り始めたい気持ちでルンルン♬でした。

果たしてどんな仕上がりになるのだろうか。

 

2.折込

型紙通りに裁断された生地の縁を、綺麗に織り込んでいく「折込」という作業。企画部のむこちょが今から全ての工程をお手本で見せてくれます。ハンマーでトントンしながらなるべくきれいな線になるように折っていくと、糊が付けられた部分同士がくっついていきます。生地のほつれを防ぐ大切な作業です。

 

 

ではではR奈もさっそくTRY!  

 

 

折り合わせる縁に気を付けながら、ハンマーで縁を叩いていきます。

直線が少し歪んでしまった…。

うわあ、カーブが以外と難しい…。

直角に近いけど、まあいっか。それも味ですね。簡単そうに見えてこれが中々難しい

よく考えると、早いスピードと正確な技術で作って下さる職人さん達の腕の凄さがわかりました。 

 

3.裏地貼り

続いては、先程選んだ柄の生地裏に裏地を貼り合わせる作業。裏地がなぜ必要なのかは、肌触りや靴擦れの防止のため。このように目に見えない細部までこだわって作られていることは、実際に作ってみると身をもってその手間がよくわかります。

 

 

5ミリ程表地がはみ出る所で、裏地と表地をギューッと貼り合わせます。

 

 

4.社内案内

次はキャップとひよっちゃんが、社内をご案内~!

まずは、3Fにある手作り生野MAPから。履物づくりに協力して下さる職人さんの場所を色付きピンで印付けした地図。街全体に生産してくださる工場があり、それらをバトンリレーで部品を運びながら出来上がっていく、という説明。改めて、生野の街にこんなにたくさんの職人さんたちがいらっしゃるんだなあと再認識されます。

 

 

続いて海外店舗の説明をひよっちゃんから。

海外店舗は東南アジアを中心に、なんと28店舗(2018年7月現在)もございます。

(そして今後はジャカルタに2店舗OPENで計30店舗になる予定)

生野の町で作ったサンダルやシューズが世界的に販売されているとは、なんて夢が広がるお話なのでしょう。

 

 

そして1Fに移動。普段企画部がお仕事で使用しているミシンを私たちも体験させて頂きました。

 

R奈はミシンを多少使った事はありますが、このミシンは生地を置く台が高い位置にあって生地を乗せる部分がすごく小さくなっており家庭用ミシンとは違いました。なので、部品となる生地の両側をしっかり持っていないとすぐ歪んでしまいそうです。早いスピードで進むのも怖くて、ソロ~リ、ソロ~リ、と足踏み台を踏んで慎重に進めましたが、それでもガタガタに・・・ギブアップして次の方へバトンタッチしました!中には手慣れたお客様もいらっしゃり、スイスイと自身の部品のミシン掛けを完了されていました。

 

 

子供たちも隣でチャレンジしたそうに眺めていたので、企画部のむこちょとおえおえがお手伝いしながらミシン掛け方法を伝授。真剣な眼差しでミシンに向かっており、夢中で楽しんでいました!

社内の目の前にいつも置いてあるミシンですが、実際使うとなると難しい~

 

5.市切り

続いて「市切り」という作業。張り合わされた裏地の余った部分を、ハサミで綺麗に切り落とす工程。

(先程貼り合わせた表と裏の生地は、ランチ時間の間に企画部のむこちょとおえおえがミシン掛けを済ませて下さりました。)

綺麗にスイスイ切れるので気持ちよく作業が進みます。余裕ぶっていると、うっかり表地も切っちゃいそうになるので要注意。しっかりハサミを斜めに入れる事がポイントみたいです。

 

   

 

表から見てもはみだし部分がなく、裏から見てもほつれや歪みもない状態にうまくいきました!  

6.工場見学

そこからなんと、会場を後にしてお外へGO!

近くの協力工場さんへと徒歩で向かいました

(実際にお取引している工場を、うちでは「協力工場」と呼んでいます。)

 

 

10分程歩き・・・“三ツ葉シューズ”さんに到着!

 

三ツ葉シューズの高山社長が、機械の前で製造過程の様子をご説明くださりました。

 

生地を切る「裁断」、それに糊を付ける「糊付け」、その生地と靴底をくっつけて最終形に成型する「圧着」という工程を、機械の前で解説。R奈は3ヵ月前の研修で学んだ知識の復習になりました。

 

スムーズな解説は子供も理解できる程わかりやすく噛み砕いて下さりました。

 

 

機械と向き合うお仕事なので工場見学は堅いものになるのかなと思っていましたが、高山社長は意気揚々と話されていて笑いもあり、アットホームな見学でした。その時周りの見学者達も、もちろん真剣に聞き入ります。モノづくりの過程の現場に触れて楽しそうでした。

そして最後に、嬉しいサプライズもあったり・・・。

一通り工場見学が終わると、また会社に戻りました。

 

 

 

 

~再び会社へ~

 

 

 

 

会場に戻り席に着くと、糊付けされた底用部品が用意されていました。

 

7.糊付け 

ロゴがプリントされたエプロンが配られ、テンションUP!焼肉屋のエプロンと見間違えます。(笑)

洋服が汚れないように、との想いでこういうモノを準備してくれていて安心です。これでオシャレ着での参加もNo Problem!

お皿の縁に注目。なんと、マジックテープのホワホワ部分が付いているのです。このホワホワに生地を擦り付けて、付けすぎた糊を適量に落とします。再利用のアイデアが光ってますね!

 

  

 

このように、直接生地をスティックのように持って、端に糊付けします。なんか、この糊付けの感覚、懐かしいなあ。幼稚園の時に、動物の顔の形した黄色い容器に赤いフタのでんぷん糊を使ってた感覚が蘇りました。

 

8.線引きと吊り込み

生地の作業工程が一通り終わったので、次は底の作業へ。

糊付けした先程の生地を靴底に付けるために印を書き込みます。これは「線引き」という工程。プレートを使って、規定の位置に印を。これは市販のサンダルと同じ位置なので、この後自分の足用にサイズ調整していきます。

 

 

先程書き込んだ線を目印に、接着テープを貼り生地を靴底にあてます。実際に足を入れてみて、自身の甲の高さなどに合わせて生地の位置を変えて微調整を行います。裸足でも履きたいし、靴下を履いてコーディネイトもしたいので、両方でフィッティング。自分の足に合わせて調整できるこの内容が、『Let’ Regetta Canoe』の醍醐味でもあります!これは自分にあったサンダルで確かに唯一無二ですね。甲高さんも甲低さんにもオススメしたい、そんな部分です。

 

   

 

 

 そしてついに!

全工程を終えました!

完成~!

 

 

一人ずつ、サンダルを持って記念撮影。生まれて初めて作った自分だけのサンダルなのでポーズも気合が入ります。こんなはじけたポーズは・・・レアショットです。それはそれは嬉しかったです。

 

サイズもデザインも思い思いにアレンジされた自分だけのサンダル。持っているだけでテンションが上がります。

 

9.表彰式

そして全員に受講証明書の授与がされました。この賞状を後で見ると、この日の作業やワクワクで楽しかった思いが蘇ります。

 

最後に全員で記念撮影。

本日はじめてお会いした方々でしたが、作業工程では同じテーブルになった人同士で仲良くなれました。そこもまたこのLets Regetta Canoe』のいい所。なんたって、皆さん弊社のサンダルに興味を持ってくださる共通の想いがありますからね。

 

 

世界で1つだけのサンダルを“作って”、そして“履いて”、「楽しく歩く人」が少しでも増えますように^^

 

全てを終えての感想は・・・楽しいサンダル作りの他にも色んなイベントが組み込まれていてあっという間の6時間でした。集中して作業をしていたから終わった後は意外と疲れていました。靴底をしっかり接着するため協力工場さんに出すので完成品が届くのが待ち遠しくて「まだかまだか」と毎日サンダルの事ばっかり考えていました。

完成品は次の週に手元に届きました!

 

 

ジャジャーン!

白と緑の爽やかな色合い!明るい色のサンダルは初めてで夏のコーディネートが楽しみ!作る事は勿論、こういう楽しみ方があるのは嬉しいです!!!!

私も楽しいと思ったこの楽しいイベントを、是非色んな方に体験して頂けたら嬉しいなと思います!

 

 

全体企画真田 貴仁

構成:申 理奈

 
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