ミニッシュ広報部
カラダとココロで繋げるバトン 前編
シューズミニッシュ社(以下 : ミニッシュ)リゲッタカヌー社(以下 : RC)の物流を担う“デリバリーチーム”の3名に、広報部真田がインタビューしました。
↑ 当社の物流倉庫「シューズミニッシュ / リゲッタカヌーロジスティックセンター」。
今回取材したデリバリーチームの3名はここで勤務している。
真田
さて、ミニッシュ社&RC社内バトンリレーのアンカーを務めてくれている “デリバリーチーム”を支える皆さんですが、今日は皆さんが普段どんな仕事をしているのか?どんな想いを持って取り組んでいるのか?などなど色んな事を聞かせていただこうと思います。
まずは、自己紹介からお願いします。
尾花
尾花勇輝(おばなゆうき) デリバリーチームに所属しています。
勤続年数は、今年の6月で3年目が終わったので、4年目に突入しました。
田上
田上貴也(たのうえたかや)デリバリーチーム所属。
2014年に入社したので、5年経ち今年で6年目です。
実は4年間アルバイトさせてもらって、正社員としては2年目です。
増本
増本雅彦(ますもとまさひこ)デリバリーチーム。
勤続年数は9年経ち、もう10年目になりますね。
真田
大古参メンバーですよね!! 今日は風邪を引いてらっしゃる中、ご参加ありがとうございます。
では、尾花さんから聞いていきたいと思います。
代表して、デリバリーってどういう仕事内容で、会社の中でどういう事を担っている部署か教えてもらえますか?
尾花
お取引先様から営業部に依頼があって、職人さん、職場さんに製品を作っていただきます。
出来上がってきた製品を、品質管理部が検品チェックして、その後、僕らデリバリーのスタッフが引き受けて、倉庫で預かり、依頼を受けた数をピッキングして宅配業者へ受け渡しするというのが一連の流れです。
また、お取引先様からの依頼は営業部が窓口になっているので、社内では営業部とのやり取りが発生します。
お客さんによっては、急な対応が必要になってくる事もあるので、気持ちよくお渡しできるように、可能な限り対応するように心がけています。
ただ、体力を使う部署なので、根性と言いますか、我慢や頑張りがいるんです。
なので、信念というか、想いを持って取り組まないとと思って取り組んでいる部署ではあります。
田上
補足させてもらうと、とにかくお客様に商品を絶対に届けるんだっていう事を念頭において仕事しています。
数千足の大口の出荷があったと思えば、逆に数足の細かい出荷があったりと、日々入ってくる依頼はバラバラなんです。
そんな中、一つの漏れもなくお客様にお届けしないといけないんですけど、その管理がとても大変です。
尾花さんからも一連の説明があったんですけど、まずは職場さんから品質管理部に納品していただくんですが、正しい足数が納品されているかどうかをチェックするのが一つ目の仕事です。
それをその場で検品してもらって、そのまま出荷するのなら凄くスムーズにいくんですけど、実際はそういう訳にもいかないので、その後倉庫に入れて保管します。毎日毎日納品があるので、ドンドン倉庫へ商品を運んでいくんです。
言葉だけで言うと、倉庫に直した商品を探すだけで、すごく簡単にみえるんですけど、足数がハンパじゃないですから、どこに置いているかの“管理”が大変なんです。
真田
なるほど。
補足頂いたり、コメント有難うございます。
今、※ロジスティックセンター(以下 : ロジ)以外にも何ヶ所か倉庫があったりするんでしょうか?
増本
ロジ以外に、社外で3ヶ所ですね。
真田
ロジだけで、どれぐらいの足数を置いてるんですか?
尾花&田上
1~3階合わせて、約12万足ぐらい入っています。
田上
後は、外部の分もあるので、それ全て含めると、20~30万足ぐらいストックがあります。
真田
それぞれのフロア毎に担当があったりするんですか?
増本
一応2階は尾花さん、3階は田上くん担当ですね。
僕は営業部から来る出荷依頼の調整をさせてもらってます。
真田
デリバリーチームって現在何人のスタッフさんがいるんですか?
尾花
全員で12名です。
社員が5名、残りはパートさんで、事務方が2名、梱包場5名です。
真田
各フロアーに担当者がいるという事ですが、主にどのような事をなさっているんですか?
田上
まずはお客さんによって出荷方法が変わってくるので、今はどの商品を社内ロジで保管するか、出荷も含めてそれら全般を尾花さんが管理してくれてます。
ウチのロジに保管するか、外部倉庫に入れるかを決めて、どの商品を3階に置くかを自分が決めて管理しています。
増本さんはミニッシュの担当で、ピッキングと、ミニッシュからの依頼分を主に担当してくださってます。
尾花さんの担当はRCです。
増本
小峰さんはロジでの出荷全体の指揮と、管理及び調整をしてます。
真田
では、真柴さんは?
田上
自分達が真柴さんに「コレやってください」というお願いをして、動いてくださってます。
真柴さんは全体のオペレーションなんかを見てくださっていて、気付いた事を会議でシェアしてくださって、それを改善していくように動いてくれてます。
真田
たくましいですね(笑)。
今までデリバリー業務をやってきた中で、日々大事にしている事を教えていただいてもいいですか?
尾花さんは日報の最後に必ず「○○頑張ります」って書かれているので、僕はリマインドじゃないですけど、自分自身に発破をかけ、念押しの確認という意味かなと勝手に思ってるんですけど。
尾花
そういう所見て頂いてるんですね!
それは僕のゲン担ぎ的な物で、文字って残りますし、あまりマイナスな事は書きたくないというか、後々振り返った時にも「あの時辛かったけど、上は向いてたんだな」と思いたいというか、マイナスな事書いてたら、次の新しい事にも悪い影響があると思うし、プラス思考の積み重ねで暗示をかけるという事をしています。
ぶっちゃけて言うと、「頑張ろう」と思ってない時もありますけど、「一日しんどくて、もう明日頑張られへんかも」という時でも「頑張ろう」と書く事で、前向きになれるというか、気持ちをリセットするという意味合いもありますね。
最初はそういう意味を持たせてあえて書いてたんですけど、振り返ってみると、繰り返す事でプラス思考に慣れてきたのかなって思いますね。
真田
ポジティブシンキングの一つですね。
田上&増本
なるほど。
真田
では、今まで感じた事、思った事、考えた事などを聞きたいんですけど。
尾花
僕はロジスティックセンターができた事で、その立ち上げに関わる事ができたという事が一番大きいですね。
しかも入社1年目の僕に、棚の配置とかイチから体験させていただけたんですよ。
真田
それは良い経験ですよね。
では、逆はあったりします?
尾花
そうですね、品番数が多いので、在庫の管理が難しいですね。
データ上であれば並び替えたり見やすくできるんですけど、物理的な管理なので、どう組み合わせたら上手いこと100%収まるかとか、そういう部分は大変ですね。
真田
倉庫のスペースって限られてますし、十万足以上ある社内の在庫もさることながら、社外の倉庫もあるんでしたら尚更ですよね。
田上
僕は…そうですね…
人との出会いというのは楽しい事ですね。
面白い人達ばかりなんで^ - ^
真田
という事はチームワークが良いんですね!
田上
自分は良いと思ってます( ´∀`)
皆さん年上なんですけど、フランクに接してくださって、仕事の話ももちろんするんですが、プライベートの話も普通に話せる間柄です(^ ^)
増本
この2人(尾花・田上)はよく遊びに行ってるみたいなので(笑)
本当は僕は他に趣味が多いので、先立つ物が無いから気を使ってくれているだけなんですけど^ - ^
真田
確かに最近の尾花さん、田上さんはバディのようなイメージがありますね。
田上
大変な所…
尾花さんと一緒にはなるんですけど、品番数の多さに加え、お客様の多さですね。
というのも、お客様によって出荷体系が全然違うんで、その辺を一つ一つクリアに慣らしていくというのはやっぱり大変な部分ですね。
真田
そんな中でやりがいを感じる瞬間を教えてもらってもいいですか?
田上
1日のスケジュールが自分の組んだ段取り通りにバチっとはまった時とか、他には、日報ですかね。
真田
日報とは?
田上
自分の名前が他の人の日報に書かれているかどうか見ちゃうんですよ。
自部署の仲間はもちろん他部署の方の日報に自分の名前が書かれているかどうかを見て、「出荷対応ありがとうございます」とかお礼が書かれていた時なんかは、やりがいを感じますね(≧∇≦)
直接ありがとうって言って頂けるのも嬉しいです!
そんな言葉を頂けると、次も頑張ろうって思えますね♪
真田
そうですよね。
しんどい事でもそういう気持ちが伝わってくると、やって良かったと思えますよね。
尾花
自分はあんまり気にしてなくて、 自分は基本的にNOと言わないんで、頼られてるなら応えたいという思いが強いですね。
増本
僕は平気で断りますからね(°▽°)
真田
三者三様ですね。
でも、私はそれも仕事やと思うんですよ。
もちろん依頼に対応することで、感謝の気持ちが見えた方がよいのは当たり前やと思うし、仮にその気持ちが見えなかったとしても、頼られてることに答える事は一流やと思うし、やってあげたいけど、ちょっと無理な物は無理やとか、あと1日欲しいとか、仕事の優先順位を付けて対応する事は必要だと思います。
増本
その依頼が入る事によってその日やるべき事が出来へんようになる可能性がある案件とか、外部の業者を使ってるから対応が難しい案件等ですね。
田上
出荷できる時間は決まってますし…。
増本
宅配業者さんの集荷が決まってるんですよ。
真田
そんな増本さんが今までデリバリーチームで務めてらっしゃった中で感じた事を聞いてもいいですか?
増本
会社の成長を見続けられている事ですかね。
僕が入社した頃は、まだ社屋が高本社長のご実家だったんです。
その社屋の1階で働かせていただいてたんですけど、当時の出荷場は1,000足も入ればパンパンになるぐらいのスペースで、1日の出荷が100足超えたら大変みたいな環境やったのが、今はその何十倍もの足数に対応できてますからね!
真田
その時は何人ぐらいお仕事してらっしゃったんですか?
増本
3人ぐらいでやってました。
真田
なるほど。
自部署だけでなく、会社全体の成長も見てきたという事ですよね。
尾花さん田上さんのお二人もそうやし、僕らもそうやし、段々と仲間が増えてきたっていうのも成長の一つやと思うんですが、他に成長を実感された事ってあったりします?
増本
海外への展開とかTV、新聞、などメディアの出演が増えた事ですかね。
僕が入った当時はそんな事考えられなかったですから。
田上
高本社長のご実家の頃からここまで成長したんですね!
真田
まだまだ成長していきますよ(笑)
増本
逆なんですが、これは二人と一緒なんですけど、僕も品番の多さは大変に感じてますね。
年々増えていってますから。
この大変さも成長したから味わっているんですけど。
あとは、当時と比べると、大きくなった分お客様の数も増えて急な依頼が増えてきた事も大変な部分ですね。
できる限りは対応してあげたいという気持ちがありますから。
あっ、大量の出荷をこなせた時にやり甲斐を感じますね。
真田
日報によく書いてらっしゃいますよね。
○○足出荷できた!明日はこうだぞ!みたいな。
テトリスじゃないですけど、大量の足数を無事に出荷できると気持ち良いもんなんですか?
増本
(頷きながら)そうですね。
真田
では話を変えまして、入社した経緯を聞かせてください。
尾花
自分は前職で6年程、洋服の販売員をやってまして、そこでは朝に入荷があるんですけど、その入荷されてきた商品を捌いてる中で、自分が毎日売っている商品がどのように作られているのかが気になったというか、販売員よりも川上の仕事を探し始めたのがきっかけです。
真田
どこの媒体で見つけられたんですか?
尾花
webですね。
前職を退職する1年程前から販売の仕事を続けていくか悩んでいて、物流の全貌を見たいという思いを抱きながら色んな会社を探していたんです。
そこで色んな会社を探している中で、RCの事もチェックしてたんです。
アパレル業だったので特徴的なソールの履物を作ってるメーカーという事も知っていて、1年寝かせて最終的にwebで応募させてもらったんです。
真田
入社してどうでした?
尾花
良くも悪くも「こんなアナログな感じなんや」という印象でした。
田上
自分はスポーツ用品店でアルバイトしていて、僕が働いてた店舗は朝が早かったんです。
入荷日なんかは早朝6:00ぐらいお店に出勤して、入荷を捌いてから、その商品を陳列して販売するんですけど、朝が早くて起きるのが辛かったんです。
5時とか5時半ぐらいに起きてたので…
それが辛くて他の仕事を見つけにハローワークへ行ったんです。
そこで、靴の梱包作業員の募集を見つけたのが、この会社、シューズミニッシュやったんです。
自分の中で靴=N○KEとかadi○asとかのスポーツブランドと思い込んでいて、「N○KEとかadi○as扱ってんねや」って勝手に思い込んで応募したんです。
面接は2人でして頂いたんですけど、その内の1人がこの増本さんやったんです!
増本
えっ?そうやったっけ?
田上
はい。
その面接の翌日から入社させていただきました。
増本
僕の初めての面接やったんちゃうかな。
田上
途中から趣味の話してたような記憶があります(笑)
後で聞いた話では、増本さんの下に就かせていただくという事で面接に同席されたと耳にしました。
前職は、勤務地まで自転車で30分ぐらいの距離で。
前日は10時~11時ぐらいに寝てました。
で、何度か寝坊して怒られたり(笑)
直属の上司とか先輩は優しかったんですけど、他部門の上司からはメチャクチャ怒られてました。
真田
では、入社当時と比べて何か変化がありましたか?
田上
入ってきた時の印象は、物が整理整頓できてなかったですね(笑)
増本
彼は少しトラブルがあった時に入社してくれたんですよ。
田上
ショールームで面接して頂いて、N○KEもadi○asも扱ってない事はわかったんですけど(笑)
なるほど、メーカーの出荷作業員なんやと思って面白そうやったんで入らせて頂きました。
まぁそこからは段々とシステムも出来てきて、アナログではありますけど整地も進めていって、最初はメチャクチャきちゃなかったんですけど、日が経つにつれて、少しづつ綺麗に整頓されていきました!
真田
では、増本さんは?
増本
知り合いがここで働いていて、その方に「時間あるんやったら面接だけでも来いや!」って言って頂いたのがきっかけです。
そして、面接は高本社長です。
友達の人数とかそういう感じの事を聞かれました。
田上
自分も社員にさせていただく時に、高本社長に面談して頂いたんですけど、終始笑顔だったので、すごく話しやすい雰囲気を作ってくださってました。
真田
10年目を迎えようという中でここまで続けられている理由は何でしょうか?
増本
ここまで続けてこられたのは、高本社長について行きたいと思ったからです。
具体的ではないんですけど、あの方のやる事、考える事、話す事に惹きつけられてる所ですね。
真田
唯一10年前からミニッシュの歴史を体験なさっている増本さんから見て、高本社長は当時と比べて変わられましたか?
増本
変わってないといえば変わってないですね。
当時から前線でやってはる方やったんで。
そういう意味では今と全然変わってないです。
相変わらずTVにもバンバン出てらっしゃるし、最前線でやってらっしゃいますよね!
真田
では増本さん、会社の事を聞かせてください。
増本
良いと思う所は自由なところです。
自分で考えて動けるところがあります。
例えば、高本社長に「自社貼り場をやりたいんです」って言ったら、前向きに検討して頂いた上で、進めて頂いてるんで。
世の中で言うと、取締役だったり社長って高い所にいると言うか遠い所にいるようなイメージがありますけど、高本社長ってそうじゃなくて、叶うかどうかは別として、話ができる環境があるという事が自由に繋がってるんです。
田上
自分もそうですね。
自由にできるというか、自分のやりたいようにやらせてもらえるところはありますね。
真田
尾花さんは?
尾花
部署間の垣根がほとんどない所ですかね。
普通の企業であれば縦割りでカチッと決まってるので、部署間の接点がほぼ無いよなイメージがあるんですけど、ウチは部署間の垣根をほとんど感じないんですよ。
高本社長もフランクな会話をしてくださいますし。
中々代表とフランクに話できる会社ってないですよね。
逆に、最初は高本社長と距離感が近すぎてどうしていいかわからなくなりましたもん(笑)
ロングバージョンはコチラ
↑ 当社の物流倉庫「シューズミニッシュ / リゲッタカヌーロジスティックセンター」。
今回取材したデリバリーチームの3名はここで勤務している。
シューズミニッシュ社(以下 : ミニッシュ)リゲッタカヌー社(以下RC)の物流を担う“デリバリーチーム”の3名に広報部真田がインタビューしました。
さて、ミニッシュ社&RC社内バトンリレーのアンカーを務めてくれている “デリバリーチーム”を支える皆さんですが、今日は皆さんが普段どんな仕事をしているのか?どんな想いを持って取り組んでいるのか?などなど色んな事を聞かせていただこうと思います。
まずは、自己紹介からお願いします。
尾花勇輝(おばなゆうき) デリバリーチームに所属しています。
勤続年数は、今年の6月で3年目が終わったので、4年目に突入しました。
田上貴也(たのうえたかや)デリバリーチーム所属。
2014年に入社したので、5年経ち今年で6年目です。
実は4年間アルバイトさせてもらって、そこから正社員にならせていただいたので、正社員としては2年目です。
増本雅彦(ますもとまさひこ)デリバリーチーム。
勤続年数は9年経ち、もう10年目になりますね。
大古参メンバーですよね!!
今日は風邪を引いてらっしゃる中、ご参加ありがとうございます。
ちなみにそのレッツリゲッタカヌー(※当社が主催しているサンダルづくりのワークショップ / 以下レッツ)のTシャツを着てらっしゃいますが?
最近は僕、このTシャツが好きなんですよ!
へ~ぇ!それは嬉しいことですよね!!
で、レッツメンバーの田上さんは持ってるの?
実は…昨日渡してもらったばっかりなんです。
着てこようと思ったんですけど、ちょっと汚れそうなんで…
レッツメンバーでない尾花くん、このTシャツ社販で買えると思うよ?
あ、そーなんすか…
MとLならすぐに用意できるはずですよ?
.....
では、4年目に入られた尾花さんから聞いていきたいと思います。
代表して、デリバリーってどういう仕事内容で、会社の中でどういう事を担っている部署か教えてもらえますか?
順を追って説明させてもらうと、お取引先様から営業部に依頼があって、職人さん、職場さんに製品を作っていただきます。
出来上がってきた製品を、品質管理部が検品チェックして、その後、僕らデリバリーのスタッフが引き受けて、倉庫で預かり、依頼を受けた数をピッキングして宅配業者へ受け渡しするというのが一連の流れです。
また、お取引先様からの依頼は営業部が窓口になっているので、社内では営業部とのやり取りが発生します。
お客さんによっては、急な対応が必要になってくる事もあるので、気持ちよくお渡しできるように、可能な限り対応するように心がけています。
ただ、体力を使う部署なので、根性と言いますか、我慢や頑張りがいるんです。
なので、信念というか、想いを持って取り組まないとと思って取り組んでいる部署ではあります。
補足させてもらうと、「とにかくお客様に商品を絶対に届けるんだ」という事を念頭において仕事しています。
数千足の大口の出荷があったと思えば、逆に数足の細かい出荷があったりと、日々入ってくる依頼はバラバラなんです。
そんな中、一つの漏れもなくお客様にお届けしないといけないんですけど、その管理がとても大変です。
尾花さんからも一連の説明があったんですけど、まずは職場さんから品質管理部に納品していただくんですが、正しい足数が納品されているかどうかをチェックするのが一つ目の仕事です。
それをその場で検品してもらって、そのまま出荷するのなら凄くスムーズにいくんですけど、実際はそういう訳にもいかないので、その後倉庫に入れて保管します。
毎日毎日納品があるので、ドンドン倉庫へ商品を運んでいくんです。
僕らは営業部からの出荷依頼が来て初めてその倉庫の中から商品を探すんですけど、1ケースだけ、違う場所においてあったりする場合もあるので、発送漏れを防ぐために、保管した場所に本当に商品があるかどうかを依頼があった当日、もしくは前日に必ず確認します。
言葉だけで言うと、倉庫に直した商品を探すだけで、すごく簡単にみえるんですけど、足数がハンパじゃないですから、どこに置いているかの“管理”が大変なんです。
しかも、夏はすごく暑く、冬はめっちゃ寒いという環境もあり、体力勝負なんです。
なるほど。
補足頂いたり、コメント有難うございます。
心技体のバランスが必要なんですね。
今、ロジスティックセンターで勤務なさっていますが、そこ以外にも何ヶ所か倉庫があったりするんでしょうか?
僕らが使ってる場所で言えば、勤務しているロジ以外に、社外で3ヶ所ですね。
ロジスティックセンターだけで、どれぐらいの足数を置いてるんですか?
1階で約8,000足ぐらいで
2階は46,000足。
3階は80,000足ぐらいですね。
後は、外部の分もあるので、それ全て含めると、20~30万足ぐらいストックがあります。
それぞれのフロア毎に担当があったりするんですか?
一応2階は尾花さん、3階は田上くん担当ですね。
僕は営業部から来る出荷依頼の調整をさせてもらってます。
デリバリーチームって現在何人のスタッフさんがいるんですか?
↑ デリバリーチームのデスク
↑ デリバリーチーム昼礼の様子
全員で12名です。
社員が5名、残りはパートさんで、事務方が2名、梱包場5名です。
各フロアーに担当者がいるという事ですが、主にどのような事をなさっているんですか?
まずはお客さんによって出荷方法が変わってくるので、今はどの商品を社内ロジで保管するか、出荷も含めてそれら全般を尾花さんが管理してくれてます。
ウチのロジに保管するか、外部倉庫に入れるかを決めて、どの商品を3階に置くかを自分が決めて管理しています。
増本さんは※ピッキングと、ミニッシュからの依頼分を主に担当してくださってます。
増本さんは、ミニッシュの担当で、尾花さんはRCの担当なんです。
※ピッキングとは、必要な品物を集める(ピックアップする)仕事のことで、倉庫内の品物を出荷するために欠かせない役割を持つ。
↑ デリバリーチームの仕事風景
お客様によって出荷方法が異なるので、効率よく出荷する為に、社内に保管しておくのか、社外に保管しておくのか決めておかないといけないわけです。
僕はミニッシュもRCも両方させていただいていて、受注生産という、納品された時にすでに売り先が決まってる商品の管理もさせてもらってます。
小峰さんはロジでの出荷全体の指揮と、管理及び調整をしてます。
では、真柴さんは?
自分達が真柴さんに「コレやってください」というお願いをして、動いてくださってます。
色々と手伝ってくれてます。
真柴さんは全体のオペレーションなんかを見てくださっていて、気付いた事を会議でシェアしてくださって、それを改善していくように動いてくれてます。
たくましいですね(笑)。
今までデリバリー業務をやってきた中で、日々大事にしている事を教えていただいてもいいですか?
尾花さんは日報の最後に必ず「○○頑張ります」って書かれているので、僕はリマインドじゃないですけど、自分自身に発破をかけ、念押しの確認という意味かなと勝手に思ってるんですけど。
そういう所見て頂いてるんですね!
それは僕のゲン担ぎ的な物で、文字って残りますし、あまりマイナスな事は書きたくないというか、後々振り返った時にも「あの時辛かったけど、上は向いてたんだな」と思いたいというか、マイナスな事書いてたら、次の新しい事にも悪い影響があると思うし、プラス思考の積み重ねで暗示をかけるという事をしています。
ぶっちゃけて言うと、「頑張ろう」と思ってない時もありますけど、「一日しんどくて、もう明日頑張られへんかも」という時でも「頑張ろう」と書く事で、前向きになれるというか、気持ちをリセットするという意味合いもありますね。
最初はそういう意味を持たせてあえて書いてたんですけど、振り返ってみると、繰り返す事でプラス思考に慣れてきたのかなって思いますね。
ポジティブシンキングの一つですね。
お客様に送るものをご依頼通りにお届けするという事で、やっぱり急な依頼であったりとか、大変な事ってあったりするんですよね?
前倒しになったり組んでいた段取りが狂ったりすると、「マジか!?」とは思ったりするんですけど、その気持ちは一旦置いておいて、まずはお客様の元へお届けする事だけを考えて仕事しています。
依頼を受けたからには綺麗にミスなく、出荷する事を第一に考えて仕事しています!
では、今まで感じた事、思った事、考えた事などを聞きたいんですけど。
僕はロジスティックセンターができた事で、その立ち上げに関わる事ができたという事が一番大きいですね。
しかも入社1年目の僕に、棚の配置とかイチから体験させていただけたんですよ。
それは良い経験ですよね。
では、逆はあったりします?
難しい部分…(少し考え込む) そうですね、品番数が多いので、在庫の管理が難しいですね。
データ上であれば並び替えたり見やすくできるんですけど、物理的な管理なので、どう組み合わせたら上手いこと100%収まるかとか、そういう部分は大変ですね。
なるほど。
倉庫のスペースって限られてますし、十万足以上ある社内の在庫もさることながら、社外の倉庫もあるんでしたら尚更ですよね。
僕は…そうですね…(しばらく考えて) 人との出会いというのは楽しい事ですね。
面白い人達ばかりなんで^ - ^
という事はチームワークが良いんですね!
自分は良いと思ってます( ´∀`) 皆さん年上なんですけど、フランクに接してくださって、仕事の話ももちろんするんですが、プライベートの話も普通に話せる間柄です(^ ^)
この2人(尾花・田上)はよく遊びに行ってるみたいなので、僕だけハブられてるんですよ(笑)
本当は僕は他に趣味が多いので、先立つ物が無いから気を使ってくれているだけなんですけど^ - ^
確かに最近の尾花さん、田上さんはバディのようなイメージがありますね。
逆はあったりします?
大変な所…(考える) 尾花さんと一緒にはなるんですけど、品番数の多さに加え、お客様の多さですね。
というのも、お客様によって出荷体系が全然違うんで、その辺を一つ一つクリアに慣らしていくというのはやっぱり大変な部分ですね。
なるほど。
急遽の対応もあるっておっしゃってましたけど、営業部だけでなく、色々な部署からの依頼もあると思います。
そうですね。
他には、そういった日々の業務があるので…。
そんな中でやりがいを感じる瞬間を教えてもらってもいいですか?
1日のスケジュールが自分の組んだ段取り通りにバチっとはまった時とか、他には、日報ですかね。
日報とは?
自分の名前が他の人の日報に書かれているかどうか見ちゃうんですよ。
自部署の仲間はもちろん他部署の方の日報に自分の名前が書かれているかどうかを見て、「出荷対応ありがとうございます」とかお礼が書かれていた時なんかは、やりがいを感じますね(≧∇≦)
直接ありがとうって言って頂けるのも嬉しいです!
そんな言葉を頂けると、次も頑張ろうって思えますね♪
そうですよね。
しんどい事でもそういう気持ちが伝わってくると、やって良かったと思えますよね。
自分はあんまり気にしてなくて、 自分は基本的にNOと言わないんで、頼られてるなら応えたいという思いが強いですね。
僕は平気で断りますからね(°▽°)
三者三様ですね。
でも、私はそれも仕事やと思うんですよ。 もちろん依頼に対応することで、感謝の気持ちが見えた方がよいのは当たり前やと思うし、仮にその気持ちが見えなかったとしても、頼られてることに答える事は一流やと思うし、やってあげたいけど、ちょっと無理な物は無理やとか、あと1日欲しいとか、仕事の優先順位を付けて対応する事は必要だと思います。
その依頼が入る事によってその日やるべき事が出来へんようになる可能性がある案件とか、外部の業者を使ってるから対応が難しい案件等ですね。
出荷できる時間は決まってますし…。
宅配業者さんの集荷が決まってるんですよ。
そんな増本さんが今までデリバリーチームで務めてらっしゃった中で感じた事を聞いてもいいですか?
会社の成長を見続けられている事ですかね。
僕が入社した頃は、まだ社屋が高本社長のご実家だったんです。
その社屋の1階で働かせていただいてたんですけど、当時の出荷場は1,000足も入ればパンパンになるぐらいのスペースで、1日の出荷が100足超えたら大変みたいな環境やったのが、今はその何十倍もの足数に対応できてますからね!
その当時、靴づくりの現場は今と変わらずあったんですけど、職人さん同士を取り持ってくださってる“協力工場”さんがいらっしゃらなかったんですよ。
僕が職人さんの所に直接材料を持って行って、作っていただいた品物を会社に持ち帰って、それを梱包して出荷するみたいな流れでした。
その時は何人ぐらいお仕事してらっしゃったんですか?
3人ぐらいでやってました。
商品を触ったりもしてたんですか?
僕はあまり触ってなかったですね。
会社に残って、皆んなが集めてくれる品物を梱包したりというのが主な業務でした。
なるほど。
自部署だけでなく、会社全体の成長も見てきたという事ですよね。
尾花さん田上さんのお二人もそうやし、僕らもそうやし、段々と仲間が増えてきたっていうのも成長の一つやと思うんですが、他に成長を実感された事ってあったりします?
海外への展開とかTV、新聞、などメディアの出演が増えた事ですかね。
僕が入った当時はそんな事考えられなかったですから。
高本社長のご実家の頃からここまで成長したんですね!
まだまだ成長していきますよ(笑)
逆なんですが、これは二人と一緒なんですけど、僕も品番の多さは大変に感じてますね。
年々増えていってますから。
この大変さも成長したから味わっているんですけど。
あとは、当時と比べると、大きくなった分お客様の数も増えて急な依頼が増えてきた事も大変な部分ですね。 さっきは断るって言いましたけど、できる限りは対応してあげたいという気持ちがありますから。
お客様が増えると、必然的に返品数も多くなりますしね。…
あっ、大量の出荷をこなせた時にやり甲斐を感じますね。
日報によく書いてらっしゃいますよね。
○○足出荷できた!明日はこうだぞ!みたいな。
テトリスじゃないですけど、大量の足数を無事に出荷できると気持ち良いもんなんですか?
(頷きながら)そうですね。
では話を変えまして、入社した経緯を聞かせてください。
自分は前職で6年程、洋服の販売員をやってまして、そこでは朝に入荷があるんですけど、その入荷されてきた商品を捌いてる中で、自分が毎日売っている商品がどのように作られているのかが気になったというか、販売員よりも川上の仕事を探し始めたのがきっかけです。
どこの媒体で見つけられたんですか?
webですね。
前職を退職する1年程前から販売の仕事を続けていくか悩んでいて、物流の全貌を見たいという思いを抱きながら色んな会社を探していたんです。
そこで色んな会社を探している中で、RCの事もチェックしてたんです。
アパレル業だったので特徴的なソールの履物を作ってるメーカーという事も知っていて、1年寝かせて最終的にwebで応募させてもらったんです。
入社してどうでした?
良くも悪くも「こんなアナログな感じなんや」という印象でした。
倉庫見ると、金属でも木材でもなく段ボールで作られた棚がズラーって並んでて、面食らったというか、とにかく手作り感がすごく印象的でした(笑)。
自分はスポーツ用品店でアルバイトしていて、僕が働いてた店舗は朝が早かったんです。
入荷日なんかは早朝6:00ぐらいお店に出勤して、入荷を捌いてから、その商品を陳列して販売するんですけど、朝が早くて起きるのが辛かったんです。
朝早いのがシンドかったんですね(笑)
ちなみに何時ぐらいに起きてたんですか?
5時とか5時半ぐらいでした。
それが辛くて他の仕事を見つけにハローワークへ行ったんです。
そこで、靴の梱包作業員の募集を見つけたのが、この会社、シューズミニッシュやったんです。
自分の中で靴=N○KEとかadi○asとかのスポーツブランドと思い込んでいて、「N○KEとかadi○as扱ってんねや」って勝手に思い込んで応募したんです。
面接は2人でして頂いたんですけど、その内の1人がこの増本さんやったんです!
えっ?そうやったっけ?
はい。その面接の翌日から入社させていただきました。
当時は面接のノウハウが無かったんで、かなりグダグダやったと思いますよ(笑)
僕の初めての面接やったんちゃうかな。
途中から趣味の話してたような記憶があります(笑)
後で聞いた話では、増本さんの下に就かせていただくという事で面接に同席されたと耳にしました。
へぇ~!ハローワークからなんですね。
前職は勤務地まで自転車で30分ぐらいの距離で。
前日は10時~11時ぐらいに寝てました。
で、何度か寝坊して怒られたり(笑)
直属の上司とか先輩は優しかったんですけど、他部門の上司からはメチャクチャ怒られてました。
今は何時ぐらいに寝て何時ぐらいに起きてはるんですか?
11時~12時に寝て、8時ぐらいに起きてます。
今は時間にめっちゃゆとりがあるんで、めっちゃ快適です。
8時15分に起きても十分間に合うんで!
では、入社当時と比べて何か変化がありましたか?
入ってきた時の印象は、物が整理整頓できてなかったですね(笑)
彼は少しトラブルがあった時に入社してくれたんですよ。
ショールームで面接して頂いて、N○KEもadi○asも扱ってない事はわかったんですけど(笑)
なるほど、メーカーの出荷作業員なんやと思って面白そうやったんで入らせて頂きました。
まぁそこからは段々とシステムも出来てきて、アナログではありますけど整地も進めていって、最初はメチャクチャきちゃなかったんですけど、日が経つにつれて、少しづつ綺麗に整頓されていきました!
では、増本さんは?
知り合いがここで働いていて、その方に「時間あるんやったら面接だけでも来いや!」って言って頂いたのがきっかけです。
そして、面接は高本社長です。
友達の人数とかそういう感じの事を聞かれました。
噂に聞くと、高本社長に面接してもらった人はどんな人間でも絶対合格になるらしくて(笑)
自分も社員にさせていただく時に、高本社長に面談して頂いたんですけど、終始笑顔だったので、すごく話しやすい雰囲気を作ってくださってました。
10年目を迎えようという中でここまで続けられている理由は何でしょうか?
ここまで続けてこられたのは、高本社長について行きたいと思ったからです。
具体的ではないんですけど、あの方のやる事、考える事、話す事に惹きつけられてる所ですね。
唯一10年前からミニッシュの歴史を体験なさっている増本さんから見て、高本社長は当時と比べて変わられましたか?
変わってないといえば変わってないですね。
当時から前線でやってはる方やったんで。
そういう意味では今と全然変わってないです。
相変わらずTVにもバンバン出てらっしゃるし、最前線でやってらっしゃいますよね!
では増本さん、会社の事を聞かせてください。
良いと思う所は自由なところです。
自分で考えて動けるところがあります。
例えば、高本社長に「自社貼り場をやりたいんです」って言ったら、前向きに検討して頂いた上で、進めて頂いてるんで。
世の中で言うと、取締役だったり社長って高い所にいると言うか遠い所にいるようなイメージがありますけど、高本社長ってそうじゃなくて、叶うかどうかは別として、話ができる環境があるという事が自由に繋がってるんです。
自分もそうですね。
自由にできるというか、自分のやりたいようにやらせてもらえるところはありますね。
尾花さんは?
部署間の垣根がほとんどない所ですかね。
普通の企業であれば縦割りでカチッと決まってるので、部署間の接点がほぼ無いよなイメージがあるんですけど、ウチは部署間の垣根をほとんど感じないんですよ。
高本社長もフランクな会話をしてくださいますし!
中々代表とフランクに話できる会社ってないですよね。
逆に、最初は高本社長と距離感が近すぎてどうしていいかわからなくなりましたもん(笑)
後編へ続く
全体企画 / 構成 / インタビュアー / 編集 |
真田 貴仁ニックネーム / さなっさん
撮影 / ライター |
松田 良平ニックネーム / タイラー