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ミニッシュ広報部

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型紙に惹かれて。

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愛称オギーの企画部 荻野が
3年目の思いを語ってくれました!






真田  お名前と所属部署、勤続年数を教えて下さい。




荻野 企画部所属の荻野束咲(おぎの つかさ)です。
勤続年数は丸2年になりますかね。





真田  お仕事就かれるっていうのは?




荻野 初めてですね。
新卒でこちらに来させて頂きました。

元が服飾の学校行ってたんで、「全く違う感じやな、勉強勉強勉強やな」っていう事であっという間でしたね(笑)。
ファッションで言うと服飾関係は一括りだけど、やってみると結構ちゃうかったりで(笑)。





真田  なるほどなるほど。
入社経緯って憶えてます?




荻野 同じ企画部の先輩の向さんとか、うちの学校の卒業生がおったんで、それの紹介で応募さして頂いた感じですかね。
学校の方で応募コーナーみたいな所に載っていたので応募させて頂きました。




真田  そうなんやね。




荻野 実は他社も受けてたんですけど結果は良くなくて。...
型紙の仕事をしたかったので、まずは服の会社の方に行って、途中からカバンとか靴とかの会社を見るようになって。
アクセサリーもあったんで見るだけ見て。
良いとこあったら受けたりはしてました。





真田  シューズミニッシュ社、受かった時ってどうでした?  




荻野 やっぱり嬉しいですね。

4月は期でいうと入社じゃないですか。
私は4月の時点は就職ができてなくて。
で、4月の中旬位にこちらで内定頂いて、「やっと一個獲れた…!」っていう安心感が強かったですね。
自分の気持ち的に就職しときたいなっていうのと、せっかく型紙を習ったんでやりたいなっていうのと。





真田  4月中頃で内定もらって、何月から来て下さったんですか?  




荻野 5月頭ですね。





真田  募集要項は、企画部の募集で?  




荻野 はい。
で、面接では「もしかしたら違う部になるかもしれません」っていうので言われたんですけど、習った事が活かせるほうがいいと思ってて、事前に企画部への採用の思いを伝えさせて頂いたんです。





真田  その時の面接の事、聞かせて下さい。




荻野 企画部の福瀧さんと、向さんの2人が面接して下さいました。
技術の確認で言ったら、卒業生絶対ポートフォリオみたいな資料を作るので、私は型紙を専攻してたので、型紙を凝縮したやつとかをプレゼンとかしたりしてやったりはしました。

でも技術の話は特にしてないですね。
一番憶えてるのが、何の関係も無いんですけど、「好きな芸能人誰ですか?」って向さんに聞かれて(笑)。
「これは何の判定なんやろう」とは思いましたね(笑)。





真田  因みになんて答えられたんですか?(笑)




荻野 私、大政絢さんが好きで(笑)。
で、答えて。 そこで奇抜な方とか答えてたらあかんかったんかなとか思って(笑)。





真田  企画部での採用の思いを伝えたんや。



荻野 はい、そうなんです。
“型紙”っていうのを、高校の演劇部で知って、そこからそれに関わる仕事をしたいなっていうのがあってずっとやってたんで、「型紙はしたいです」っていうことは伝えました。
そういうのって企画部しか触るところないじゃないですか。
でも、「すぐできないよ」とは面接の時に言われたりして、「それは分かっています」って。





真田  修行があるってこと?




荻野 はい。
全然違う業務、デザインとかも、パソコン業務とかもあるからっていうのは承知の上でっていうことで企画部にさせて頂きました。

正直私、面接の時に色んな、社内に関係ない話が多かったんで、「落ちた!」って思いましたね(笑)。
仕事関係の事聞いてこないと...めっちゃ思ってました。
「これは落ちたな…」って。
他の会社行ってた時ってほぼほぼ仕事の内容を「どういうのをしますか」「いけますか」って確認事項をするのが多かったりとかするんですけど。
ここはもうそういうのはすぐ終わって…(笑)。
びっくりしました(笑)。
「次の会社で頑張ろう」みたいな(笑)。





真田  でもそこで内定もらって。




荻野 しかも、後で聞いたんですけど内定理由がなんか、一瞬「口悪く」なりそうだったからなんですね。
「卒業制作で何か辛い事ありましたか?」って聞かれた時、一瞬わたしが口悪くアイツがとか言おうとしてしまって(笑)。
でもそれが良かったみたいで(笑)。

その時在籍していた企画部のメンバーに合うんじゃないかと(笑)。
というところで内定という(笑)。
後で聞きました。

私はその時は「やってしまった!」って思ってたんですけど(笑)。





真田  それだけではないでしょう。
色々見て検討された結果ですよ。
で、向さんが学校の先輩で、今は荻野さんの後輩もいてると?




荻野 はい。
同じ部署の隅田さんになりますね。





真田  改めて、今、企画部で色々やってくれてますけど、何をやってくれてるのかな?




荻野 履物の型紙をやっています。
丁度一年前位に、向さんに型紙を習って、ずーっと練習さしてもらってる感じですね。

リゲッタカヌーブランド(以下:RCブランド)の新規型を何点かやらしてもらうのと、私が持ってる担当のT社さんと、N社さんがメインになりますかね。
RCブランドは型紙だけで、担当は石坂さんがやって下さってて、その手伝いみたいな。
T社さんやN社さんはいわゆるOEM関係で、「こういうデザインが欲しいよ」って言われたのを、デザイン描いて擦り合わせて、こういうの作りたいと思いますっていうのを、デザイン兼ねて提案したりというか。

担当さしてもらってる所は、デザインを時にはするし、先方と担当営業さんとやりとり進めさせて頂いておりますね。





真田  基礎練習期間になるの?




荻野 そうですね、まだ基礎練習期間ではありますね。





真田  そんな中でも担当を持ってるんだ?




荻野そうですね。
ほんまの基礎っていうのは、学校で言うたら1年目で習うような基礎は終わって、今応用に入って来てるので、担当持たさせて頂いたっていう形で。
なんで、絶対に石坂さんのチェックを入れて頂いたり高本社長のチェックを頂いたりとかはしてますね。
1人では絶対ゴーは出せない。

うちでは、最初基礎を教えてもらって、こういうの作ってって言われて、分からん所は全部聞きに行く感じでやらさしてもらって。

社員でも人によって習ってることも、靴の学校出身の方もいらっしゃるんで、何が分からないのか分からないので、随時自分からいかないとって言う形では。





真田  1年目は自分で質問しに行けました?




荻野 いやぁ、今でもちょっと躊躇しがちですね(笑)。
教えて下さいって言うのは、隙を見て行くんですけど、どうしても先輩方皆さんはやっぱり忙しそうに見えてしまうんで、結構自分の中で悶々と考えて、やってる部分はありますね。

先輩方も忙しそうやからその手を止めちゃうかなって(苦笑)。





真田  3年目を迎えていますが仕事をやってていかがですか?




荻野 型紙の話ばっかりして悪いんですけど…。

靴って、前側、芯を付けて熱で溶かして吊り込む部分あるじゃないですか?
あれがやっぱり、服でやっていった部分と違って、生地伸びたり縮んだり、破れたりするんです。
服にはない面白い部分だと思います。
そこで駄目やったら駄目やし、先芯って言うんですけど、芯も色々種類があったりして、「これにはこれ使ったら良い」とか段々憶えてきて、色々出来るようになって面白いかなと。





真田  逆の思いや感想はありますか?




荻野 商談で、私、意見を固めきれなくて。
意見を聞きだして、固めていかないといけないんですけど、そういうのがなんか、出来てなくて、結構前の話なんですけど、担当先の会社の方から「秋冬の靴が欲しい」って言われてたんですけど、それが翌年の春夏に流れてしまったりして。
相手の意見を汲み取れていなかったんだな…とかはありました。

一応自分でも聞いているつもりではいるんです。
相手の意見とか、どういう風にやっていきたいかも。
でも私がまず、相手のイメージ、店舗のイメージを掴み切れてなくって。

その時は周りの人に聞くに聞けなくて、どう改善したらいいのかもいまいち考慮出来ていなかったかなとかもありましたね。





真田  作り方は、先輩方や高本社長によく相談されるの?




荻野 先輩方には結構してます。
高本社長には最近させて頂くようになりましたね。

でもまだ社長とは少し緊張しますね。
普段の社長は凄い大らかで、社長取締役、全体見てはる方ってイメージが強いんですけど、企画部の社長って、目の色が違う時とかが、最近あるかなっていう。
やっぱり、作り手の思いが、社長が一番強いのかなって思うときはたまに思うようにはなりました。





真田  そうなんやね。




荻野 そんな中、やっぱり商品が売れた時やりがいを感じます。

石坂さんがやってるRCブランドで、ベーシックな形と、特化した形とか色々デザインしてはって、私はベーシックなもの、元々売れていたり売れる形をやらして頂いてたりするんですけど、それでもそれが売れた時は嬉しかったですね。





真田  今、担当持ったりしてて作品作りはどうですか?




荻野 どうですかね…。
結構悩んでる部分が多いかなって感じで。
反対に悩みすぎて、色々、この期間までにここまでしなあかんっていうのが自分の中で決めてるけど上手くいかなかったりしてますね。

展示会とかに遅れて出すわけにはいかないので、決めてやらさせて頂いてますね。
靴がまず世にどんなんがあるかとか、私最近メンズをさせて頂く事が増えてて、全くと言ったらあれですけど全然分かってなくて。

で、学校でも女性のばっかりしてたので、イメージもつかめないし、男性的なバランスとかっていうのも全然分からなくって。
四苦八苦してます。





真田  そういう調査は、どうなさってるんですか?




荻野 基本会社の行き帰りで。
絶対男性って電車の中に座ってたりするじゃないですか。
足元は見るようにはしてますね。

あとネットで見たりとかはしてますね。
市場調査はたまに、外に出た時とか勉強させて頂いたりしますね。
出かけたついでに寄っていったり。

男性と女性で違うので、何が売れるかとかも、あんまりね。





真田  話を変えまして、ミニッシュ社に務める前はバイトとかされてました?




荻野 はい。
某フライドチキンのチェーン店と、整骨院をやってました。
チェーン店は揚げたりはしなくて、ハンバーガーとか作るのとレジとをしてました。
専門学校入ってからやったので2年ちょっとやってましたね。

で、学校は3年制で就活始まるからそちらは辞めたんですが、知り合いの整骨院の方がバイト募集してて、都合の時だけでも行けるからっていうので整骨院に。






真田  バイトで社会経験も少しある中で、初めてうちで過ごしてて、どうですか?




荻野 年齢が近い方が多いからかもしれないですけど、凄い楽しい。
一言で伝えるなら、アットホームな会社(笑)。
まず最初、私が企画部に入って、結束力が高いっていったら凄い聞こえ良いんですけど、そんな風に感じて。

凄い一本の柱が立っているなって感じがしましたね。
他部署とあんまり関わってるイメージがなかったんで部がギュッと、濃縮されたような(笑)。
で、段々と周りを知っていって、なんかあったまる会社やなと(笑)。
あと個性豊かな(笑)。





真田  そういう風に感じてたんやね。




荻野 企画部は、女性が多いんで、やっぱり明るいのかなと思いますね。
他の部署はやっぱりパソコン業務が多いんで話ながらができないと思うんですけど、企画部は手さえ動いてれば、お話ししたりとかも結構多いんで(笑)。

井戸端会議じゃないですけど、それ位良く話してますね。 会議とかも、他の部署って会議してまとめたりするじゃないですか。 うちの場合「集合!」って言って、デスクの近くに行って集まって、伝える事だけ伝えて終わりっていう事が多かったりしますね。

大切な事だけその場で。





真田  他に感じてたりする事はない?


荻野 第二回中期経営計画(以下:中計)で海外戦略があるって聞いて。
製品の事なんですが、今までの履物の素材は、ポリウレタンだったり、茶色の素材だったら制限も多くて。
今、新しくTR底とかEVAの底とか出てきて、やっと色々といけたりするようにとかなってきたので、そういう面では新しい風が入ってくる感じで凄い日本におるお客様にも新しい物を届けられたりするんで良いんじゃないかなって思いますね。

あと、海外の意見とかも入ってきたら、社内の雰囲気とかも変わってくるんじゃないかなと私は思ってますね。
海外の子とかくるんじゃないかなと思ってるんで。

今まで作れなかったものが作れるのは嬉しいし、世界またぐとやっぱりまたちゃうデザインとか意見とか多くなったりするんで、幅が広がったりするのは良いなと思います。





真田  そうなんやね。
教えてくれてありがとうざいます。
では、次に中計の話を聞かせて下さい。




荻野 舞台とは聞いていたんですけど、ほんまに劇をやるんやなという驚きが一番にありましたね。
すごい自分の中で、内容がそのまま入って来たので、面白いし、伝わりやすいんで良いなと思って、元々演劇部やったんで、面白かったですね。





真田  演劇部は何を?




荻野 最初裏方で入ったんですが、役者もさせて頂いて。 演じてましたね(笑)。





真田  例えば?




荻野 2年生でやったのが、一番濃くて。
私農芸高校で凄い特殊な、牛とか飼ったり農作物を作る高校に行ってたんですけど。
それをメインにした台本を、そういう違う学校が書いた台本を持って来て、やらさせて頂いたっていうので。

なんかしらんけどその場で主役させられて(笑)。





真田  セリフも結構あったの?




荻野 ありましたね(笑)。





真田  なるほど。 
中計で発表された各プロジェクトがありますが、それは社員全員が必ずどれかには参加していますが、何にはいりましたか?




荻野 「続レッツリゲッタカヌー」っていうワークショップをさせてもらってますね。
その中で私は、基本「こうやって作りますよ」っていう先生じゃないんですけど、お客様が座っている各テーブルにいって各作業をお伝えするみたいなことをしていますね。





真田  プロジェクトはもう動いてますが、どうですか?




荻野 そうですね…。
色んなお客様来るので全員に満足して頂けるようにはしたいですね。

お客様に満足して頂けるように、こういうものは絶対用意しておくっていう、資材に不備が無いようにとか。
マインドは楽しんで頂けるようにとか、どうやったら満足頂けるかっていう所。
このプロジェクトは内容、準備で満足度が結構決まって来てしまうので、そういうのを教えて頂きました。

なのでそういうのも届けられたらなと。





真田  有難うございます。
以上です。




荻野 有難うございました。




ロングバージョンはコチラ

真田 
お名前と所属部署、勤続年数を教えて下さい。




 荻野
企画部所属の荻野束咲(おぎの つかさ)です。
勤続年数は丸2年になりますかね。
今3年目です。


真田 
早いね!


 荻野
早いですねぇ~(笑)。
もう、あっという間でした(笑)。


真田 
お仕事就かれるっていうのは?




 荻野
初めてですね。
新卒でこちらに来させて頂きました。
元が服飾の学校行ってたんで、「全く違う感じやな、勉強勉強勉強やな」っていう事であっという間でしたね(笑)。
ファッションで言うと服飾関係は一括りだけど、やってみると結構ちゃうかったりで(笑)。


真田 
なるほどなるほど。
じゃあ、順番に聞いていきますね。
入社経緯って憶えてます?




 荻野
同じ企画部の先輩の向さんとか、うちの学校の卒業生がおったんで、それの紹介で応募さして頂いた感じですかね。
学校の方で応募コーナーみたいな所に載っていたので応募させて頂きました。
ああいうのって卒業生が就職していないと出てこないんですよね。


真田 
そうなんやね。


 荻野
実は他社も受けてたんですけど結果は良くなくて。
型紙の仕事をしたかったので、まずは服の会社の方に行って、途中からカバンとか靴とかの会社を見るようになって。
アクセサリーもあったんで見るだけ見て。
良いとこあったら受けたりはしてました。




真田 
シューズミニッシュ社、受かった時ってどうでした?


 荻野
やっぱり嬉しいですね。
4月は期でいうと入社じゃないですか。
私は4月の時点は就職ができてなくて。
で、4月の中旬位にこちらで内定頂いて、「やっと一個獲れた…!」っていう安心感が強かったですね。
なにかやっぱりしとかなあかんと思ってたんで。
親は「バイトでも良いよ」って言ってくれてたんですけど、自分の気持ち的に就職しときたいなっていうのと、せっかく型紙を習ったんでやりたいなっていうのと。


真田 
4月中頃で内定もらって、何月から来て下さったんですか?


 荻野
5月頭ですね。


真田 
募集要項は、企画部の募集で?




 荻野
はい。
で、面接では「もしかしたら違う部になるかもしれません」っていうので言われたんですけど、習った事が活かせるほうがいいと思ってて、事前に企画部への採用の思いを伝えさせて頂いたんです。


真田 
その時の面接の事、聞かせて下さい。




 荻野
企画部の福瀧さんと、向さんの2人が面接して下さいました。
服装は私服ですね。


 荻野
服飾の学校の人は大体、私服なんですけど、その人の雰囲気をみるためかなと私は思ってますね。
スーツとかで来てしまったらがっちり固めてしまって分かんないじゃないですか。
その人の個性とかが。


真田 
面接時はどんな会話したんですか?




 荻野
どんな話だっけな…。
技術の確認で言ったら、卒業生絶対ポートフォリオみたいな資料を作るので、私は型紙を専攻してたので、型紙を凝縮したやつとかをプレゼンとかしたりしてやったりはしました。
でも技術の話は特にしてないですね。
一番憶えてるのが、何の関係も無いんですけど、「好きな芸能人誰ですか?」って向さんに聞かれて(笑)。
「これは何の判定なんやろう」とは思いましたね(笑)。


真田 
因みになんて答えられたんですか?(笑)


 荻野
私、大政絢さんが好きで(笑)。
で、答えて。
そこで奇抜な方とか答えてたらあかんかったんかなとか思って(笑)。
他愛もない話が多かったですね。




真田 
企画部での採用の思いを伝えたんや。




 荻野
はい、そうなんです。 “型紙”っていうのを、高校の演劇部で知って、そこからそれに関わる仕事をしたいなっていうのがあってずっとやってたんで、「型紙はしたいです」っていうことは伝えました。
そういうのって企画部しか触るところないじゃないですか。
でも、「すぐできないよ」とは面接の時に言われたりして、「それは分かっています。」って。


真田 
修行があるってこと?


 荻野
はい。
全然違う業務、デザインとかも、パソコン業務とかもあるからっていうのは承知の上でっていうことで企画部にさせて頂きました。


真田 
面接受けたのは?




 荻野
4月上旬に面接をやってましたね。


真田 
じゃあトントントンっていう感じで進んだんやね(笑)。


 荻野
でも他にも結構受けてたので(笑)。
正直私、面接の時に色んな、社内に関係ない話が多かったんで、「落ちた!」って思いましたね(笑)。




 荻野
(笑)。
はい、仕事関係の事聞いてこないと...
めっちゃ思ってました。
「これは落ちたな…」って。
他の会社行ってた時ってほぼほぼ仕事の内容を「どういうのをしますか」「いけますか」って確認事項をするのが多かったりとかするんですけど。
ここはもうそういうのはすぐ終わって…(笑)。


 荻野
びっくりしました(笑)。
「次の会社で頑張ろう」みたいな(笑)。


真田 
でもそこで内定もらって。




 荻野
しかも、後で聞いたんですけど内定理由がなんか、一瞬「 口悪く」なりそうだったからなんですね。
「卒業制作で何か辛い事ありましたか?」って聞かれた時、一瞬わたしが口悪くアイツがとか言おうとしてしまって(笑)。
でもそれが良かったみたいで(笑)。
その時在籍していた企画部のメンバーに合うんじゃないかと(笑)。
というところで内定という(笑)。
後で聞きました。
私はその時は「やってしまった!」って思ってたんですけど(笑)。


真田 
それだけではないでしょう。色々見て検討された結果ですよ。
で、向さんが学校の先輩で、今は荻野さんの後輩もいてると?


 荻野
はい。
同じ部署の隅田さんになりますね。
私が入って、多分もう一人欲しかったんだと思うんですけど、そこで丁度募集のやつを学校に出されていたかと。


真田 
改めて、今、企画部で色々やってくれてますけど、何をやってくれてるのかな?




 荻野
履物の型紙をやっています。
丁度一年前位に、向さんに型紙を習って、ずーっと練習さしてもらってる感じですね。
リゲッタカヌーブランド(以下:RCブランド)の新規型を何点かやらしてもらうのと、私が持ってる担当のT社さんと、N社さんがメインになりますかね。
RCブランドは型紙だけで、担当は石坂さんがやって下さってて、その手伝いみたいな。
T社さんやN社さんはいわゆるOEM関係で、「こういうデザインが欲しいよ」って言われたのを、デザイン描いて擦り合わせて、こういうの作りたいと思いますっていうのを、デザイン兼ねて提案したりというか。
担当さしてもらってる所は、デザインを時にはするし、先方と担当営業さんとやりとり進めさせて頂いておりますね。


真田 
基礎練習期間になるの?


 荻野
そうですね、まだ基礎練習期間ではありますね。


真田 
そんな中でも担当を持ってるんだ?




 荻野
そうですね。
ほんまの基礎っていうのは、学校で言うたら1年目で習うような基礎は終わって、今応用に入って来てるので、担当持たさせて頂いたっていう形で。
なんで、絶対に石坂さんのチェックを入れて頂いたり高本社長のチェックを頂いたりとかはしてますね。
1人では絶対ゴーは出せない。
うちでは、最初基礎を教えてもらって、こういうの作ってって言われて、分からん所は全部聞きに行く感じでやらさしてもらって。
社員でも人によって習ってることも、靴の学校出身の方もいらっしゃるんで、何が分からないのか分からないので、随時自分からいかないとって言う形では。


真田 
1年目は自分で質問しに行けました?


 荻野
いやぁ、今でもちょっと躊躇しがちですね(笑)。
教えて下さいって言うのは、隙を見て行くんですけど、どうしても先輩方皆さんはやっぱり忙しそうに見えてしまうんで、結構自分の中で悶々と考えて、やってる部分はありますね。
先輩方も忙しそうやからその手を止めちゃうかなって(苦笑)。


真田 
3年目を迎えていますが仕事をやってていかがですか?




 荻野
なんでしょう…。
型紙の話ばっかりして悪いんですけど…。
靴って、前側、芯を付けて熱で溶かして吊り込む部分あるじゃないですか?
あれがやっぱり、服でやっていった部分と違って、生地伸びたり縮んだり、破れたりするんです。
服にはない面白い部分だと思います。
そこで駄目やったら駄目やし、先芯って言うんですけど、芯も色々種類があったりして、「これにはこれ使ったら良い」とか段々憶えてきて、色々出来るようになって面白いかなと。
入って来た時よりかは、できる事は増えたかなと一応は思います。


真田 
逆の思いや感想はありますか?




 荻野
商談で、私、意見を固めきれなくて。
意見を聞きだして、固めていかないといけないんですけど、そういうのがなんか、出来てなくて、結構前の話なんですけど、担当先の会社の方から「秋冬の靴が欲しい」って言われてたんですけど、それが翌年の春夏に流れてしまったりして。
相手の意見を汲み取れていなかったんだな…とかはありました。
一応自分でも聞いているつもりではいるんです。
相手の意見とか、どういう風にやっていきたいかも。
でも私がまず、相手のイメージ、店舗のイメージを掴み切れてなくって。
向さんと一緒にやっていくっていう流れやったんですけど、途中で産休に入られたんで1人でアワアワする形になってしまって。
で、ちょっと…。
その時は周りの人に聞くに聞けなくて、どう改善したらいいのかもいまいち考慮出来ていなかったかなとかもありましたね。


真田 
作り方は、先輩方や高本社長によく相談されるの?




 荻野
先輩方には結構してます。
高本社長には最近させて頂くようになりましたね。
でもまだ社長とは少し緊張しますね。




 荻野
普段の社長は凄い大らかで、社長取締役、全体見てはる方ってイメージが強いんですけど、企画部の社長って、目の色が違う時とかが、最近あるかなっていう。
目が光るじゃないですけど。
そんな感じの時はありますね。
やっぱり、作り手の思いが、社長が一番強いのかなって思うときはたまに思うようにはなりました。
それに付いていけたらいいんですけど(苦笑)。


真田 
そうなんやね。




 荻野
そんな中、やっぱり商品が売れた時やりがいを感じます。
石坂さんがやってるRCブランドで、ベーシックな形と、特化した形とか色々デザインしてはって、私はベーシックなもの、元々売れていたり売れる形をやらして頂いてたりするんですけど、それでもそれが売れた時は嬉しかったですね。


真田 
>今、担当持ったりしてて作品作りはどうですか?




 荻野
どうですかね…。
結構悩んでる部分が多いかなって感じで。
反対に悩みすぎて、色々、この期間までにここまでしなあかんっていうのが自分の中で決めてるけど上手くいかなかったりしてますね。
なんで残業になってしまって。


真田 
ちゃんと自分の中で計算してんだね?




 荻野
そうですね。
それをしないと展示会とかに遅れて出すわけにはいかないので、決めてやらさせて頂いてますね。
いやぁ。
靴がまず世にどんなんがあるかとか、私最近メンズをさせて頂く事が増えてて、全くと言ったらあれですけど全然分かってなくて。
で、学校でも女性のばっかりしてたので、イメージもつかめないし、男性的なバランスとかっていうのも全然分からなくって。
四苦八苦してます。


真田 
そういう調査は、どうなさってるんですか?


 荻野
基本会社の行き帰りで。絶対男性って電車の中に座ってたりするじゃないですか。
足元は見るようにはしてますね。
あとネットで見たりとかはしてますね。
市場調査はたまに、外に出た時とか勉強させて頂いたりしますね。
出かけたついでに寄っていったり。
男性と女性で違うので、何が売れるかとかも、あんまりね。




真田 
話を変えまして、ミニッシュ社に務める前はバイトとかされてました?




 荻野
はい。
某フライドチキンのチェーン店と、整骨院をやってました。
チェーン店は揚げたりはしなくて、ハンバーガーとか作るのとレジとをしてました。
専門学校入ってからやったので2年ちょっとやってましたね。
で、学校は3年制で就活始まるからそちらは辞めたんですが、知り合いの整骨院の方がバイト募集してて、都合の時だけでも行けるからっていうので整骨院に。


真田 
整骨院は何してたんですか?(笑)




 荻野
ほぼほぼ受付と、サポート的な。
マッサージする前に温かいの乗せたりしてましたね(笑)。
内定が頂けるまでやってたんで1年位続けましたね。


真田 
バイトで社会経験も少しある中で、初めてうちで過ごしてて、どうですか?




 荻野
年齢が近い方が多いからかもしれないですけど、凄い楽しい。
一言で伝えるなら、アットホームな会社(笑)。
まず最初、私が企画部に入って、結束力が高いっていったら凄い聞こえ良いんですけど、そんな風に感じて。
凄い一本の柱が立っているなって感じがしましたね。
他部署とあんまり関わってるイメージがなかったんで部がギュッと、濃縮されたような(笑)。
で、段々と周りを知っていって、石坂さんとか、他の方とかと分け隔てなく色んな方と年齢問わず行っててご飯行ったりしてたので、なんかあったまる会社やなと(笑)。
あと個性豊かな(笑)。
結構髪型とか服装とか、規定がないので、最初なんか、石坂さんが青色だか緑色の髪の毛になってたりしてたのも、「良いんや…!」って感じで。
内面も専門学校生が集まってる率が意外と高いので、個性豊かかなと思いますね。


真田 
そういう風に感じてたんやね。




 荻野
企画部は、女性が多いんで、やっぱり明るいのかなと思いますね。
他の部署はやっぱりパソコン業務が多いんで話ながらができないと思うんですけど、企画部は手さえ動いてれば、お話ししたりとかも結構多いんで(笑)。
井戸端会議じゃないですけど、それ位良く話してますね。
会議とかも、他の部署って会議してまとめたりするじゃないですか。
うちの場合「集合!」って言って、デスクの近くに行って集まって、伝える事だけ伝えて終わりっていう事が多かったりしますね。
大切な事だけその場で。


真田 
他に感じてたりする事はない?




 荻野
第二回中期経営計画(以下:中計)で海外戦略があるって聞いて。
製品の事なんですが、今までの履物の素材は、ポリウレタンだったり、茶色の素材だったら制限も多くて。
今、新しくTR底とかEVAの底とか出てきて、やっと色々といけたりするようにとかなってきたので、そういう面では新しい風が入ってくる感じで凄い日本におるお客様にも新しい物を届けられたりするんで良いんじゃないかなって思いますね。
あと、海外の意見とかも入ってきたら、社内の雰囲気とかも変わってくるんじゃないかなと私は思ってますね。
海外の子とかくるんじゃないかなと思ってるんで。
今まで作れなかったものが作れるのは嬉しいし、世界またぐとやっぱりまたちゃうデザインとか意見とか多くなったりするんで、幅が広がったりするのは良いなと思います。




真田 
そうなんやね。教えてくれてありがとうざいます。
では、次に中計の話を聞かせて下さい。


 荻野
舞台とは聞いていたんですけど、ほんまに劇をやるんやなという驚きが一番にありましたね。
なんか、思っていた中計の伝え方じゃなくて。
すごい自分の中で、内容がそのまま入って来たので、面白いし、伝わりやすいんで良いなと思って、元々演劇部やったんで、面白かったですね。


真田 
え!
演劇部は何を?




 荻野
最初裏方で入ったんですが、役者もさせて頂いて。 演じてましたね(笑)。


真田 
例えば?




 荻野
2年生でやったのが、一番濃くて。
私農芸高校で凄い特殊な、牛とか飼ったり農作物を作る高校に行ってたんですけど。
それをメインにした台本を、そういう違う学校が書いた台本を持って来て、やらさせて頂いたっていうので。
なんかしらんけどその場で主役させられて(笑)。


真田 
セリフも結構あったの?




 荻野
ありましたね(笑)。




真田 
なるほど。
各部の内容はどんな記憶ですか?


 荻野
1部って言うのは前回の結果でしたよね。
達成率と満足度を分けているのが、生真面目なのかなぁとか思ったりはしましたね。
なんで両方入れてるんやろうって思ったり。
で、達成できてるものも何個かあって、第一回を見ていない私からしたら、「なんでここはできたか」「できなかったか」って、どっちもの理由を言って下さるのが分かりやすかったですね。


真田 
中計で発表された各プロジェクトがありますが、それは社員全員が必ずどれかには参加していますが、何にはいりましたか?




 荻野
「続レッツリゲッタカヌー」っていうワークショップをさせてもらってますね。
その中で私は、基本「こうやって作りますよ」っていう先生じゃないんですけど、お客様が座っている各テーブルにいって各作業をお伝えするみたいなことをしていますね。


真田 
プロジェクトはもう動いてますが、どうですか?




 荻野
最初は、「いやぁ~・・・」と思いながら(笑)。
接客が元々得意じゃなかったんで、どう接したらいいのかも分からず、緊張するし、お客様に何かをしてしまったら直接かかわるところなので、どうしようと思って(笑)。
今多分結構慣れてきましたね。
たまに鼻歌歌ってしまったり(笑)。
お客様が入ってる部屋の裏の部屋で準備したりする時とかは鼻歌でちゃったり(笑)。


真田 
余裕でてるやん!(笑)
その差は?




 荻野
緊張していたのはどこへやら(笑)。
差は分かんないです(笑)。


真田 
お客様へはどうですか?




 荻野
そうですね…。
色んなお客様来るので全員に満足して頂けるようにはしたいですね。
元々初期からワークショップをやって下さってた向さんとかが最初に決めた思いとかもあるんで。
お客様に満足して頂けるように、こういうものは絶対用意しておくっていう、資材に不備が無いようにとか。
マインドは楽しんで頂けるようにとか、どうやったら満足頂けるかっていう所。
このプロジェクトは内容、準備で満足度が結構決まって来てしまうので、そういうのを教えて頂きました。
なのでそういうのも届けられたらなと。


真田 
お客さんに見て頂くミシン工程がありますが、そういうのは全然緊張せずにできるの?




 荻野
そうですね。
意外と出来ますね。
でもアンケート見るまではやっぱり、なんか悪い点なかったかなとか思います。
そういうこと書いてらっしゃる方いらっしゃらないんで、満足して頂けてるのかなぁ?って。
私はやっていて、一緒に楽しめたらいいかなとおもってやっています。
なんか自分が楽しくなかったらお客様も楽しくないかなっていうのがあるので。
本職で吊り込む技術は上がったと思います(笑)。
外反母趾の方とか身の回りにいないので、そういうのを経験出来たかなと。
ライトコースだと子供さんとかもいらっしゃるんで。
子供さんは当時向さんしかやってらっしゃらなかったんで、また新鮮で面白かったですね。


真田 
お客さんの笑顔見れてどうですか?


 荻野
やっぱり普段見れることは無いので、そういうのを近くで見れるのは、自分的にもやる気のモチベーションが上がったりするので嬉しくはありますね。


真田 
今度は仕事から離れた事を聞きますね。
前に聞いた、あんまり家から出ないそうですが?(笑)




 荻野
あいかわらず出ないですね(笑)。
家で私は基本溜め撮りしたドラマとアニメと漫画とか。
アニメとか漫画は好きですね。
基本携帯触りながらとか何かしながら見る事が多いですね。
あとは土日は姉が絶対遊びに来はるので、姪と甥の相手をしてますね(笑)。
ストレス発散は、お菓子作るのが好きなので、甘いのんとか食べるとテンション上がりますね。


真田 
へぇ~。料理作るのお好きなんですね。
何を作るんですか?




 荻野
大体炭水化物が多いですね。
丼物とか、パスタとかが基本ですね。


真田 
得意な奴は?


 荻野
めっちゃ簡単なんですけど、ドライカレーとかですね(笑)。
理由があって、その次の日にアレンジしやすいっていう理由で(笑)。
1日目ドライカレー食べます。
2日目、グラタンみたいなのやったり(笑)。


真田 
スパゲッティーは何味?




 荻野
ミートが多いですね。
フードプロセッサーで全部みじん切りにして、後はもうカンカンのトマト入れて、水入れてコンソメ入れてはい!みたいな、簡単な(笑)。


真田 
これも色々アレンジできるから?


 荻野
そうですね(笑)。
大体色々できるやつに行きますね。
いつも多めになるので、アレンジできるものが。


真田 
丼は?


 荻野
玉子系が結構多くて。
後はお肉は冷凍食品のとかでパパっとやって玉子でとじて。
夜遅い日とかは丼ぶりが一番簡単なんで(笑)。




真田 
なるほど(笑)。
最後の質問です。
荻野さんは3年目を迎えてます。 今後仕事について考えとかあれば聞かせて欲しいのですが?




 荻野
今多分、型紙をスムーズに進めて行けるのが石坂さんしかいないので。
なのでデザインやパターンをおこす上でもどちらでも感覚を養っていくのは大切やなと思って。
私はそういう感覚が整ってなくて。
「こっちの方がうまくできる」とか、やり方とか、素材の使い方とか、どちらも。
石坂さんは速さの面でもなんでも上手なんで。
なので、当面目標にしてるのが、高本社長と言ってたんですけど、とりあえず、基礎の物を100回位はするっていう。
まだ私多分型紙でも新規の物は10個やってるかくらいなので、100個位やったらもっとスピードも上がるし、技術面でも向上できるのかなと思いますね。
基本と数をしっかりやって経験を積むんでいきます。


真田 
有難うございます。
以上です。


 荻野
いやー緊張しました。
インタビューは初めてでしたので。
でも楽しかったです。
有難うございました。





 

 

今回の足元
荻野(左):CJFS6801
真田(右):CJBF5174



全体企画・構成・
インタビュアー・編集:
真田 貴仁

ライター・カメラマン:
中河 有紀子

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