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【第二回】大阪のヤンキーが夢見た“イギリスンドリーム” ~僕とレゲエとリゲッタカヌー~

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株式会社RegettaCanoe(以下RC)の代表取締役社長“日吉慶三郎”の生い立ちから、会社を設立されるまでの半生を2回に分けてお送りする企画
『大阪のヤンキーが夢見た“イギリスンドリーム”~僕とレゲエとリゲッタカヌー~』の
第2回です。

 

 

 

 『人生は物語』を拝見しての質問なんですが、以前の瓦屋で務めてた時に、

「お前は気ぃ使いすぎや」とよく言われたと、

特別周囲に気を使ってるという自覚はなかったけど、周りの人達には心地良くいてほしいと いう想いは持っていらっしゃった。

そんな中で、自分が周囲の事を考えた行動に対して、恩を仇で返すような振舞いに裏切られたという感情とか、怒りを感じる事もあったとの事なんですが?

 

 

 

昔はそんなん考えてたんですかね。

器が小さかったんでしょうね。

僕の強みに「個別化」は入ってないねんけどなぁ…

今は全然思わないですね。

 

 

 

せっかくなんで

『ストレングスファインダー』の5つの強みを伺ってもよろしいですか?

 

 

僕一番上が「最上志向」なんですよ。

その他は、「親密性」「共感性」「包含」「責任感」ですね。

 

 

 

先ほどのエピソードに戻りますが、裏切られたと感じる相手の振る舞いなんか聞いてもいいでしょうか?

 

 

 

会社で言うたら、辞める子とかいますやん?

昔はスタッフが「辞めさしてください」って言いにくるたんびにめっちゃ傷付いてたんすよ。

経営者ではなかったですけど、瓦屋におった時にせっかく仲良くなって、切磋琢磨して頑張っていこうなって時に急に飛んじゃうやつとか

辞めらるたんびに傷付いてましたね。

心のどっかに「あんだけしてやったのに」って気持ちがあったんでしょうね。

今は、辞められたら悲しい気持ちはあるんやけど、まぁそんなもんやなって思えるようにはなってて

心に余裕が持てるようになったんかもしれないすね。

 

 

 

なるほど~

瓦屋では人生観を教わった尊敬する親方に、

日吉さんが退職なさる時、挨拶にいけなかったって書いてあったんですが?

 

 

 

その僕が付いてた親方は、途中でお亡くなりになってたんすよ。

で、瓦屋に誘ってくれた先輩は、退職してからなんですけど挨拶はしました。

実はこの先輩に昨年末、近所のラーメン屋でたまたま会うたんですよ。

それこそ10年以上ぶりですよね。

家族とおって、なんかイカツイおっさんおんな~って思ってたら、先輩でね。

握手して「お互い頑張ろうな」って別れたんですけどね。 それで一区切りついたと言うか、心の何処かに会った自分の中のわだかまりが解消されましたね。

 

 

 

 

続きまして

毎日アップされているブログなんですが、

やり始めてどれぐらいになるんですか?

 

 

 

もう1年以上続けてるんちゃいますかね?

やり始めたきっかけを話すと、僕もミニッシュのスタッフ達と一緒で日報を書いてたんですわ。

画像なんかも貼り付ける事多くて、

で、高本さん「それやったら、いっその事ブログやりましょうよ?」と言われたのがきっかけで始める事になったんです。

最初は「マジか?」なんて思ってたけど、

気付いたらもう1年以上やってますね。

 

 

 

ブログで印象に残ってるのが浅田真央さんに関する内容で、

「プロ競技者としてのスケート人生には一旦ピリオドを打つけれども、今後のスケート人生は魅せる方のプロとして生きていきたい」。

みたいな投稿やったと記憶してるんですが、高本さんともその記事について話題になりまして、共感できるな~なんて話をしてたんですよ。

 

 

 

スケートとはやってる事は違いますけど、

考え方やったり、マインドの部分やったりは共通するものがあったりしますやんか?

ま、そんな深く考えてたわけではないんすけどね(笑)

 

 

 

それを深く考えずに出せるところがスゴいですね。

ブログを書く上で気をつけてる事ってありますか?

 

 

 

そうっすね、やっぱり一番は悪口を書かないとか、こいつ何言うてんねやろ?的なモヤモヤさせる文はなるべく書かないようには心掛けてるんですけど、

まぁ僕も人間なんで波もあるし、そんな部分が出ちゃってたらすんません(笑)

 

 

 

ブログを書かはる時に、誰かに見せる事を想定してたりします?

 

 

 

それは無いっすね~ 

もう正味な感じで、素の自分ですよ(笑)

ただ、意気がらないようには気をつけてるつもりですよ。

 

 

 

そんな中で、今監督をなさってるソフトボールについてお伺いしたいんですけど。

どういった経緯で監督のオファーが来る事になったんですか?

 

 

日吉とソフトボールチームの子供たち

 

 

地域のソフトボールチームで息子がずっとお世話になってまして、

その時にコーチをさせてもらってて、息子も中学に入りシニアになって、高校は部活で野球をやってたんで、しばらく疎遠になってたんですわ。

で、去年に息子も高校野球が一区切りついたって事で、ソフトのコーチ陣から正式にオファーをいただいたんですわ。

実はその前から7年ぐらい監督になって欲しいって誘っていただいてたっていうのもあったんです。

ちょうど僕も社内のチームマネジメントに力を入れてる所やったんでソフトボールチームのマネジメントと、会社のマネジメントって何が違うんやろ?って所が気になって決心しましたね。

あとは、監督を引き受ける為に2つ条件を出しましたね。

 

 

 

その条件とは?

 

 

 

今までの監督さん達の考えと、僕の考えって根本的に違うんですよ。

なので、僕の方針でマネジメントさせてもらうというのが1つと、

チームなんて1年じゃわからへんから、最低2年はさせてくれっていうのが2つ目です。

今は1年目なので、今の5年生が卒業するまでですね。

基本毎週土曜日と日曜日は練習をやってますね。

 

 

 

監督をお引き受けになって、何か会社に対してプラスになった事は?

 

 

 

会社に直接変化があったという事はまだ無いんですけど

チームの子らを見てて会社に置き換えてみると「なんや、同じ事が起こってるやん!」って感じてて

自分の中で吸収してる段階ですね!

違いといえば、子供達の方が素直なんで、コントロールしようと思えばやりやすいのはあるんすけど基本3人以上いたら、もう立派な社会じゃないすか?

なので、子供達を見ながら勉強させてもらってます。

これを2年間やって、それをどう会社に持ち帰るかってのは、もうちょっとかかりますかね(笑)

 

ソフトボールチームの子供達

 

この会社に入る前って、うちの会社が推奨してる ※『ホラクラシー』って考えは持っていらっしゃったんですか?

(組織を細かく分け、それぞれ最適なところで意思決定と実行を行っていく、自走的組織。そこには従来的な上司部下のような従属関係は存在せず、対等な立場の上に役割分担が存在する)。

 

 

 

『ホラクラシー』って言葉はこの会社に入って知りましたけど

考え方にはめっちゃ共感できますね!

 

 

 

失礼ながら僕の勝手なイメージなんですけど、言葉使いや態度、振る舞いに対してすごく厳しい方と思ってたんです。

職人さんだったご経験もあるし、目上の者に対してはキッチリするのが当たり前みたいな。

 

 

 

日本の部活って1年と3年って言わば天国と地獄じゃ無いすか?

僕は幼少時代をイギリスで育ってるのもあって、そういうのがあまりなかったんですよ。

で、日本の中学でサッカー部に入部した時、 僕は先輩から割と可愛がられてた方やったんですけど、

ツレが3年の先輩にまぁ酷い扱いを受けてるのを見て、僕が3年に上がった時はこういうのは嫌やな~思ってたんですよ。

だから、体育会系の先輩を立てるノリはできるんですよ。

 

 

 

 

なるほど! 幼少期の頃からの環境から、元々そういうお考えをお持ちやったんですね!

でも職人さんの世界なんかはバリバリの ※『ヒエラルキー』なんじゃないですか?

(ピラミッド型に上位から下位までそろった階層構造のこと)。

 

 

 

もうバリッバリですよ(笑)

僕、昭和の人間なんで、そういう考えは当たり前やっていうのはあったんですよ。

 

 

 

そうなんですね~。 

『ヒエラルキー』型の考えも順応出来はるんですね!

 

 

 

というよりも、個人の意見を尊重してきちんと発言できる環境ではありますね。

先輩が絶対というような、理不尽さはないです。

 

 

 

次は話題と場所を変えていきたいと思います。

 

 

 

“Let's RegettaCanoe”会場へ!

 

 

 

さぁ、世界にひとつだけのサンダルを作るワークショップ

Let’s RegettaCanoe(以下Let’s)の会場に移動しました。

日吉さんはそのLet’s運営メンバーという事もありLet’sを含めた色々なお話を聞かせていただきたいと思います。

改めまして、本年度は何名のお客様に参加していただけたんでしょうか?

 

 

 

今年は300名ぐらいお越しいただいてますね。

当初は全10回を予定してたんですけど、僕らの想定以上に予約が殺到しまして、

キャンセル待ちしていただいてるお客さんにも、できる限り体験していただきたいという運営メンバーの強い想いがあり開催日程を14回に増やしたんです。

だいたい一度の開催で25名前後来て頂いてますね。

 

 

 

 

第1回中期経営計画(以下中計)でLet’sプロジェクトの発表をなさってから3年が経とうとしているんですけど、初めは身内のスタッフさんやそのご家族さんをお客様としてスタートして、今や一般のお客様をお招きし、きちっとお代金も頂戴して楽しんでいただけていると思うんですけど、その開催当初から比べると、変化はありましたか?

 

 

 

まだまだとは思いますが、進化はしてるでしょうね。 

もともとLet’sプロジェクトのきっかけになったのは、夏休みにウチの娘にオリジナルのカヌーサンダル製作のサプライズワークショップを高本さんが開いてくれたのが始まりなんです。

 

 

 

では、Let’sというのは日吉さんと高本さんのなかで生まれたプロジェクトやったんですか?

 

 

 

アイデアの源泉は、高本さんがご家族で宮城の港水産さんで開催しているワークショップ

『たらこつくろう』に参加されて、これ靴でも出来んちゃうか?という話を聞いて僕もオモロイな~と思ったんですよ。

ほんで、「日吉さんの娘さんでお試しさせてもらって良い?」という事になったんですわ。

 

 

 

へぇ~

 

 

 

夏休みの自由研究の題材にもうってつけですし、娘もオトンが働いてる所の靴に興味あったみたいでね。

そこで好きな素材や色のアッパーを選んで、協力工場さんとこへ見学行かせてもらってっていう現在のLet’sの原型が出来たんですわ。

 

 

 

そのプロトタイプの時は、お父さんと娘さんがお客さんで、先生と進行役が高本さんという形やったんですか?

 

 

 

そうそうそうそう!娘が小学校6年生でしたね。

「オトンと一緒にサンダル作れへん?」ってダメ元で聞いてみたら、「行く行く♪」ってノリノリでしたね!

 

当時の写真

 

 

中計で、Let’sに参加するとギクシャクしていた家族の仲もよくなりました!みたいな感じでしたよね?

 

 

いやけどホンマにあの後は仲良くなったんですよ?

一瞬だけでしたけど…(笑)

 

 

 

その後プロトタイプの後は確か、営業部の取引先様に参加いただいたんでしたっけ?

<ムラサキスポーツ>さん(以下ムラサキ)に来ていただいたよう記憶が。

 

 

 

そうそう。

その<ムラサキ>の回は僕、出張中で参加できなかったんで、営業の松田さんが先生役やったんですよ。

で、司会が営業の上嶋さん

その<ムラサキ>の回以降、社内のスタッフさんをお客様に見立てた回を数回こなしながら運営メンバーで「どうしていこう、ああしていこう」ってブラッシュアップしていきましたね。

 

 

 

今履いてらっしゃるサンダルもLet’sでお作りになられた物なんですか?

 

 

 

これは塗りLet’sで作ったやつですね。

 

 

 

ラスタカラーで、日吉さんらしいカラーリングですね!

Let’sの方に話を戻しますと、

今、先生役として3年目で、何回ぐらい開催されてるんですか?

 

 

 

もう20回以上は開催してますね!

でも、3年前と比べると、什器も新しくなったし、構成も変化してるし、内容もお客様により楽しんでいただけるように工程数を減らしたり

今後もブラッシュアップしていきますよ!

今期のLet’sを終えて感じてる事なんですが、来ていただいたお客様には確実に楽しんでいただけてるという実感はあるんです。

単体のビジネスとして考えた場合、大きな収益の出るプロジェクトではないんですが、第2回中計でも出張Let’sというトピックがあるので、会社として予算をどの程度組んで、どういう広げ方をしていくかをもう一度きちっと考えて、運営メンバーと一緒にさらに良いプロジェクトにして行くつもりですよ!

 

 

では、Let’sに参加いただいたお客様にアンケートを書いていただいてると伺ってるんですが、Let’sでのお客様の反応ってどういう感じなんですか?

 

 

 

そうですね。

言うても、Let’sに参加くださってるお客様は元々ウチの製品になんらかのご縁がある人達が多いんで、どっちかと言うとお喜びの声というのが大半なんですけど

次のステップとしてウチの事を全く知らない人達にウチの製品を履くこと、触れることで感動を伝えられるか?

大きい課題ではありますけど、ウチの理念にもある“楽しく歩く人をふやす”為に挑戦したいですね。

 

 

 

では、Let’sで大事にされてたキーワードって何やったんでしょうか?

 

 

 

第2回中計で出てたキーワード

「会社の事を知ってもらい、“おもしろい”を持って帰ってもらう」

楽しさも絶対あるし、知ってもらう・喜んでもらう ですかね。

まぁやらしい言い方やけど、

それが回り回って売り上げになってくれたらいいですね。

来てくれて喜んでもらえて、口コミのお力添えになってくれたら嬉しいですね。

 

 

 

今、運営メンバーはどんな感じですか?

 

 

 

めっちゃ楽っすね!

Let’sチームは役割分担が明確なんです。

各々が自主性を持ちつつも、メンバー間の信頼関係もしっかり出来ているし、チームとして安定してきてますよ!

特にこのプロジェクトは企画部メンバーの力が欠かされへんから、そこは大きいなと思いますけどね。

後は、メンバー間で言いたいことが言いあえる仲なんで、アカンとこはすぐに改善しやすいですね。

 

 

 

いつも開催毎に、準備や終わった後の振り返り等々MTGを重ねてらっしゃると思うんですが、メンバーの中には良い意味で辛口な意見を言う方もいるんですか?

 

 

 

いますね。

でも、そこは溜めとっても前に進まんから、よくする為には言わなアカンとこやと思うし、そういう言いにくい事も言い合える良い環境やと思ってます。

 

 

 

Let’sに関する夢とか野望みたいな

「こんな展開になったらオモロイやろな」

みたいな事ってお聞かせ願えませんか?

 

 

 

引く手数多みたいな感じであっちこっちから問い合わせが来てる状態になってたら良いですね(笑)

最終Let’s事業部が出来たら、もうそりゃ認められた事にはなるでしょうね!

今は僕がたまたま先生役をしてますけど、僕じゃなくても出来るような体制にはして行きたいなと思ってますね。

ほんで、新入社員が入った時に研修として使ってもらえるようなモンになったらええんちゃうかな~と思いますね。

 

 

 

Let’s事業部、素晴らしいですね!

では、塗りLet’sについてはどう?

 

 

 

今はLet’sってプロジェクトはサンダルのみなんですけど、靴バージョンとか色んなバージョンがあって然るべきやと思うんです。もちろん塗りLet’sもそうで、要はお客様に喜んでもらって、知ってもらえる事が一番大事ですから。

お客様に会社に来てもらうバージョンは今のLet’sが一つの形やと思いますけど、それぞれただの手法の一つと考えてて、今後出張Let’sが出来て、現場を見てもらうのが困難になった時にどうやって価値を伝えるか?っていうのをメンバーで考える大きい課題やなと思いますよ。

 

 

 

ネタバレになっちゃうかもしれないんですけど、Let’sって日吉さんのオモシロ入場シーンが一つの名物になってるじゃないですか?

ご入場される前ってどんな心境なんですか?

 

 

 

あの入場シーンがある時は毎回緊張してますよ(笑)

 

 

 

なくなったら?

 

 

 

ちょっと楽(笑)

まぁけど毎回緊張はしますよね。

伝えたいことがちゃんと伝わってるかな~とかね。

 

 

 

では未来について、

こういう風になったら面白いな~とか、

こんな事考えてますとか、

言える範囲でお聞かせ願えますか?

 

 

 

さっきも言ったんですけど、

僕らの代で終わる会社やったらこのまま流していくだけでいいと思うんですけど、

“楽しく歩く人をふやす”為に、50年100年先を見据えて、変化に対応出来る会社にはなってほしいですね。

靴作りを通して、楽しくて面白い集団になってほしいな。

んでやっぱり僕個人的に言うと、

世界に“RegettaCanoe”が知れ渡って欲しいという願いがあるんで、足跡を残したいな~と思ってます。

テーンテーテテーン♪

(情熱大陸のエンディング曲)

みたいな感じですね ♪( ´▽`)

 

 

 

 

    あとがき 
今年で4年目に突入する “Let’s RegettaCanoe”。
述べ300名以上の方にお越しいただいており、世界で自分だけの1足を手にした時のお客様の笑顔を見ると、いつも嬉しい気持ちになります。^ - ^
この企画は、昨年11月の第2回中計の中でも、これからの3年間で取り組む事業として発表させていただきました。
「会社の事を知ってもらい、“おもしろい”を持って帰ってもらう」為に、運営メンバー達は、日々研鑽を重ねております。
もちろん今年も開催予定ですので、進化した“Let’s RegettaCanoe”を楽しみにしていただければと思います。

   

( おわり )

 

 

 

“前回の記事はこちら"

 

 

 

 

 

    全体企画 / 構成 / インタビュアー
真田 貴仁
ニックネーム / さなっさん

 

    撮影 / ライター
松田 良平
ニックネーム / タイラー

 

 

 

 

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